LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

『 おしんの逆襲 』

2012-12-11 12:01:49 | サイキックの眼

    
   
『 おしんの逆襲 』
      
 
カウンセリングの依頼をうけますと、やはり病院でも原因が解らない・・と医者に言われて来られる場合が多いのです。
僕は、その病気の原因を透視から特定することができます。
その原因となる事情から、現状どのような疾患に至ったか?をお伝えします。
   
疾患原因が解らずに薬だけが増えていくことが世の常なのですが、心と体はヒトツなので、原因(苦悩)と結果(疾患)が合致し、それを乗り越える努力を重ねれば、心身共に健康体へ向かいます。
 
それがですね、一人勝手に病気になったということはまずありません。
最後まで聞いてくださいね。
 
   
第2者・第3者との人間関係から、長年のストレスの蓄積により、身体に疾患が現れてくるのです。
いえ何も近くに居る相手だけを責めているのではありません。
それぞれ自分にも原因があるのです。
しかしその、本人には当たり前となっているだろう人生の中のストレス原因をシッカリ見つめ直してもらいたいのが、今日のお話しなのです。
自分を見つめ直す・・といっても、テーマにすると数えきれないほどのケースになります。
 
そして今回その第1弾に選んだテーマは・・・
 
題して 『 おしんの逆襲 』 です。
 
   
カウンセリングを通して、人生の悩みと問題の原因を視ていきますと、最終的には親子の問題が浮き彫りになってきます。
最終的と申しあげたのは、誰しも「親子の問題」を一番後回しにしてきたのです。
美味しいものを食べたり・買い物でストレス発散したり・趣味や道楽で気を紛らわしたり・・、或いは豪華な住宅を建てたら?なんて。
私たちはあらゆる方法でストレス発散をしてきたと思いますが、一向に進展もしなければ・・ストレスも増える一方で・・・。
先祖供養もした、願掛けもしたし、健康食品も食べまくり、他人との人間関係もまず維持できている。
良かれと思うものは総て試し、努力してきたのに。
 
そうです。
あと残されているのは一番身近な「ご先祖」と「子孫」。
つまり「親子の関係」です。
これをずっと後回しにて、高度成長・文明発展してきたのです。
 
   
それでは今日の本題に入ります。
   
第二次世界大戦の敗戦まで、日本人女性の大半は、橋田賀子さんの「おしん」であった。
男尊女卑とされる社会。
一概に言えない・・と言われる方もいるのかも知れませんが・・、僕が視てきたクライアント(依頼者)さんの悩みの原因には、この日本の実情は無視出来ない事が殆どでした。
 
   
ある依頼者の方の大事な話しをひとつ致します。
 
50代の女性 H さん。(仮)
まず透視による鑑定をしました。
「Hさん?、あなたは男性のコートを羽織っているようなところがありますよね?。」
勿論みた目は年相応の普通の女性でした。
僕には既にだいたい解っていたので・・彼女が傷付かないよう、遠回しに言いました。
するとHさんはこう応えられました。
「その通りだと思います。 実は私は長女で産まれました。しかし私が産まれた母の嫁ぎ先の家は、女である私を許さなかったようで、母は自分の実家に私を養女に預けたのです。 私は結婚もしていますし、男性が好きです。しかし女性に惹かれることが実際あるのも否定はしません・・・。」
こう話されました。
つまりこの方は、「自分が男の子だったら」と、どうすることも出来ない想いをずっと持ち続けてこられたのです。
実の母親に愛されたい。
私が男の子だったら母親を辛いめにさせず、親孝行出来たのに。
こういった想いを・・、
・・いいえ!
『愛』 を胸の奥に秘め、持ち続けておられるのです。
肉親を想う『愛』
当たり前の『愛』です。
この当たり前の愛を、私たち日本の民族社会は持てないし、持ってはいけないという情けない非情・現実があります。
このケースだけでも、複数例あります。
言い難い事ですが、中には我が娘のことを「失敗作」という老夫婦もいました。
40代の…ひとり娘の前で。
 
   
そんな男尊女卑の民族文化は、まだ終わってはおりません。
戦後、アメリカの政策を受け入れた日本は、民族文化の自由化を得ることとなるのです。
つまり女性が男性から自由を奪還するのです。
もう男の言いなりにならずに自分のチカラで生きて行ける!!。
戦前戦中の母親のような苦労をしなくても良い!!。
好きな所で働ける。
誰にも文句は言わせない!!。
女性の努力で幸せになれる。
男性と同等でないと・・。
 
ここまでなら、とっても良い時代になったことに感謝とか?言えそうなのですが・・。
カウンセリングを通して視えてくる事例に次のようなことも起こっています。
   
「女性による男性への復讐劇」です。
カカア殿下とか・・嫁はんに尻にしかれてとか、昭和時代に良くそういっては笑い話にしているシーンがありましたが、実際笑い話では済まない事に発展していることが、家庭問題の根底にあります。
 
(話しが膨大に長くなるので、ここは中略します)
 
つまり、戦前から現代に至るまで、
女性も男性も、誰も心の底から満足した試しが無いのです。
戦後、女性の自由を勝ち取って経済的にも安定した政策は良いが、逆に、その娘も母親に習って自由だけを謳歌するようになったし。
或いは自由を謳歌する女性だらけになると、今度は男性の役割が無くなり、存在理由すら見えないのが社会の現状で、そのぶんバーチャルな女性キャラで埋め合わせ?笑。
 
 
ある30代の女性の悩みを聞くと、
「主人を愛したいのに、何故かイライラして嫌ごとを言ってしまう」
僕は、「あなたはお母さんに、お父さんの悪口を言われ続けてなかったですか?」、そうお伝えすると。
彼女は座っていた椅子から床に崩れ落ちて、
「その通りです・・・」と言い号泣されました。
母に対する悔し泣きです。
「私・・彼を愛しても良かったんだ」
と、大声で泣きながら言っておられた・・。
この女性の母親は、自分の夫に対する何らかの復讐と、そして娘に対しても、自分と同じ思想でないと許さないのです。
娘だけ幸せな夫婦生活を持つのが許せない、このケースは本当に多いです。
夫と仲良くする娘に嫉妬するケースも。
 
   
僕は、戦前と戦後、男性論と女性論を述べているのではありません。
一番大事なのは、私たち男子も女子も、お爺ちゃんもお婆ちゃんも、老若男女すべてが 『女性』 から産まれてくるということを真剣に大切に考えてほしいと思うのです。
 
みんな、お母さんが大好きなのです。
そうですよね!!。
ですが・・日本の民族風習も、他国の一部の宗教も、アフリカの紛争の絶えない国の民族風習も、みんな男尊女卑。
女性は新しい命を産み育てる、とてつもない能力があります。
そんな女性を男性も大事にしたいんです。
私たち全員の人生の始まりの地です。
ルーツです。
一番大切な人なんです。
男性も女性も、それを忘れないで下さい。
女性は、もっと女性の良さを見つめなおし、大事にして下さい。
男性は、そんな女性が大好きなんです。
決して「おしんの逆襲」で、生涯を無駄にしないでほしい。
・ドメスティックバイオレンス
・逆ドメスティックバイオレンス
・児童虐待
・いじめ
これらの生活崩壊は、巡るめく「男尊女卑」と「女尊男卑」の繰り返しが根底の原因と言い切っても過言ではないと思います。
なぜそう言い切れるのかは?
「誰しも豊かな男女の愛の中で産まれたい」
そう願うからです。
そう全身が感じるからなのです。
 
   
最後に、橋田賀子さん脚本の「渡る世間は鬼ばかり」ですが、視聴者が多かった理由として、劇中の女性達が男性に負けてない姿を見て、主に女性視聴者は気持ちを重ね合わせ、自己肯定出来たのだと思います。
なので「渡る世間は鬼ばかり」を僕はあえて
『おしんの逆襲』 と副題をつけさせて戴きたい。
 
   
あと、以前NHKの番組に橋田賀子さんが出ておられたときに、こんな事をお話しされていた。
「おしんを書こうと思ったのは、天皇陛下に日本女性の実状を知ってもらいたかったから」
僕はそれを聞いたとき・・凄いことだなぁと、心の底から思いました。
  
   
サイキックの眼  山本 浩二
     
        
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