LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

真逆の自分

2013-10-26 04:05:20 | サイキックの眼

        
     
真逆の自分
      
      
物事は、ヒトツでは成り立たず。
相対する(あいたいする)物や事が必ず在る。
    
遠くの国に旅に出てみる、すると。
目に飛び込んでくる色彩。
食べ物の匂いや味。
習慣。
言葉の文法。
    
普段の生活環境から遠く離れてみると良くわかる。
自分がどのような国に生まれ育ち暮らしているか。
      
温泉旅行に行って帰って来た時のきまり文句は、
「あ゛~やっぱりウチが一番ええなぁ」とくる。
    
普段の生活にマンネリして・・気分転換の為に旅に出たものの、やっぱりウチが良いと思う気持ち。
旅先の味覚や鮮やかに見える街の色彩、そして土地の匂い。
そして人々の習慣の違い。
自分の生活感覚と真逆のモノには敏感に感じてしまうのだ。
      
旅が終わればいつもの生活に戻り、そしていつもの自分に帰る。
      
        
『私達の足の裏の向こう側はどのようになっているのだろう?。』
   
子供の頃からいつもよくそう考えていた。(笑)
そしてその答えも決まっていて
『地球の内側があり・・マグマがゴロゴロとウネいていて、地球の中心を通って、そしてその向こう側の地表に辿り着くと、真逆に立ってる人が居て・・真逆に立ってるビルや建物があり。すべてが真逆になっているんだ。』
そう自答していた。
    
日本の真逆に位置する国はブラジルという事で。つまりブラジルの人は僕と真逆に立っているんだなぁと・・。あたり前のコトを繰り返し自問しては自答して。(笑)
      
人種、肌の色、言葉、宗教、気候、季節、昼夜。
必ず相対する真逆の人が居て、真逆の思想もあり、真逆の時間を生活している。
それが自然が自然に成り立つ原理なのだ。
     
      
日本と言う列島の国は、民族が統一している。
小さな極少数の地域民族も、同じ国政の中にあり、実際には少数民族はもう居ない事になっている。
みんな統一した同じ民族でないといけないそうだ。
教育も、生活様式も、総てが統一されている。
    
国民総勢。
同じものに食いつき。
同じものに感動し。
同じものに泣き。
同じ趣味を持ち。
同じ教育を従い受け。
同じ思想を持ち。
同じテレビドラマに翻弄し。
同じブームを追い続け。
同じモノを使い捨て。
同じ経済観念で偏り続け。
         
そして・・行き詰まるのです。
    
何が?・・何故?行き詰まるのでしょう。
      
真逆のモノが無くなってしまっているのです。
自分と真逆のモノが存在すると、自分とそこまでの距離が生まれます。
    
統一規格された建物、街、生活、食べ物、娯楽。
それを作り出す、統一規格化された人間。
喜怒哀楽まで、規格化されています。
      
これらにも真逆は存在します。
必ず真逆は存在し表れるのです。
それは「虚無感」。
「爆発しそうな強い虚無感」です。
      
なので統一規格化、全マニュアル化が更に進む中、それを壊したいと思う人が出てくる。
これが自然なのです・・。
      
          
『世の中には、自分と真逆の人が居て良いんだよ。』
というお話しをしています。
      
先ず、自分をより良く知ることが不可欠です。
自分のすべてを認められるようになると、自分とはすべてが真逆の人を認められるようになるのです。
    
それには、自分と真逆の人や土地、空気感や文化などに触れるのが解りやすいでしょう。
もちろん、みなさんそうされています。
それでも・・虚無感があるとするならば。
それは、自分の中が空っぽになっているのだと思います。
    
自分の中が空っぽ・・。
それは、規格された既製品を取り入れても無理なのです。
自分の規格を持って下さい。
自分の規格が自分には正しいのです。
そして、自分の規格と真逆の規格と出逢ったとき、自分を深く感じるのです。
      
既製品だらけの人は、既製品だらけの人を否定し憤慨もします。
宗教は、真逆の思想の宗教を否定し戦争まで起こします。
    
どうして相手を認められないのでしょう?。
それは、自分の中が空っぽなのが、相手を通して見えてしまうからでしす。
      
「真逆の自分」というテーマで綴ってきました。
   
自分らしく在り。
そして真逆の自分が、この世の何処かに居る。
これが存在の自然なのです。
      
なぜならば、そうあることで自分を深く感じる事が出来るからなのです。
       
         
サイキック 山本 浩二
      
       

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