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-サイキックの眼-

コントロールと不安

2014-08-30 11:40:02 | サイキックの眼

       

コントロールと不安


「コントロールがうまくいかない。」

こう言われるコトが問題視され、ニュースとなって聞く。
それは・・必ず〔不安〕要素であることは間違いない。
つまり、コントロールがうまくいかないコトというのは、不安に繋がるのです。

人間社会は、互いにコントロールしあって「成・り・立・て・て」います。
そのコントロールの中のルールに正しく生きるよう仕組みが出来ています。
そのルールと仕組みは〔安全〕とされ。
そのルールと仕組みは・・本当に安全なのか?・・と、〔不安〕になってくるのです。

そのコントロールの中でルールに正しく生きている人は、
ルールには無い・・以外のモノのに対し〔不安〕をおぼえます。
なので、すべてをコントロールし、ルール内に納めないと〔不安〕で気が済まなくなるのです。

つまり。
超!極端な極論!?ですが。(笑)
「コントロールが無ければ、不安も無い?。」
というコトでございます。

というコトは。

「〔安全〕とは、コントロールの効くルール内にしか存在しない。」
というコトになりますでしょう。

つまり。
人間は〔安全〕な暮らしの為には、コントロールを欲しがるのです。
コントロールされたい。
安全を謳って・・コントロールし合いたい。

宗教も、戦争も、党も、コントロールがコントロールを産み続けている。
社会の統制コントロールがうまくいかない人は、鬱や様々な疾患となって心身がまいってくる。
そして・・スグキレる人や子供が育ったりもする。


「コントロールが無ければ、不安も無い。」
・・・!?。

いいえ。
いち生物として、不安と言う感覚は在る。
不安にブチ当たって、どうしようもない気持ちになる。
不安に陥って・・ドン底になるコトもある。
でも。
他者からのコントロールが無ければ、自分で自分を越えていけるコトが出来るのです。
自らで不安を乗り越えていける。

『それが、進化と成長です。』


世の中、
~将来が不安で・・~
という悩みだらけです。
正しく言い直すと
「コントロールされた社会の中で、どうすることも出来ないから不安です。」
これが正解でしょう。

宇宙も・地球も・大気も・海も・山も・・動物も・植物も・鳥も・魚も・微生物も、すべてが進化と成長の中にいる。
自然を生きる〔不安〕の為に、進化と成長をし続ける。
それは〔安全〕の為ではないのでしょう。

例えば。
自然災害のあった時のペット動物。
飼い主に完全にコントロールされています。
〔安全〕を与えられ、飼い主のルールに従っています。
ですが、いざというときは・・・身動きが取れません。

これが〔不安〕なのです。

なので。
自分の考えで生きることの出来ることが〔安全〕と言うべきなのでしょう。

コントロールされている人は、
他種のコントロールを怖がります。
宗教と宗教の間で、よく交わされている〔不安〕です。
つまり、
コントロール(=虚構の安全!?)を脅かす別のコントロール(=虚構の安全!?)が怖いのです。
双方どちらも「我々の方が本当の安全なコントロールだ!」といって、〔不安〕に駆られているのです。

・・・不思議です。


なにもかもルールが決められ。
コントロールが増えていく一方です。
昨日のニュースでは(2014年8月29日付け)、
脳に記憶された苦痛の情報源を消すことが出来るという技術研究がネズミの実験で成功したと、その日本の研究者が嬉しそうに言っていました。
苦痛を感じ続けるトラウマなどの記憶を消せるのだそうです。
現実の不安原因と記憶を消す。
ということは、
何事も無かった・・状態にする。
ということは、
何も学ぶことは無くなる。
全く成長も進化もしない。
互いに苦痛を理解し合い乗り越える・・というコトも必要なく。
それどころか、
その技術で脳から苦痛を消し去った人はその後・・ほんの少しでも苦痛を感じてしまうとパニック状態になり耐えられなくなり気絶してしまうでしょうね。
そうなると周りの人はその人に対し、ほんの少しも苦痛を与えてはならなくなり、誰もその人には近付かなくなるでしょうね。

脳内から人をコントロール出来る技術ですね。
誰にも止めようは出来ないでしょう。
他人をコントロールしたくて仕方が無い人が多いんですから。
 


サイキックの眼  ヤマモト・コージ