LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

洗脳…、また洗脳

2015-06-19 09:34:17 | サイキックの眼

     

洗脳…、また洗脳


『自分の都合の良いコトだけを相手に与え続ける』
これが一般に「洗脳」と言うのだろう。

知らず知らずに誰かに洗脳を受けている場合もあれば、
自ら洗脳されることを希望している人もいる。
どちらにせよ、関係上において都合がよいのだ。
何に都合が良いかと言うと、生活環境の中で、生きる上で都合が良いのである。
都合の良いコトは受け入れる・・受け入れてしまう。
何故?何に都合が良いのか?となると、自分の弱みや苦痛を回避したいとき、その場が良くなるモノであれば何でも受け入れてしまうのです。
これが都合の合った状況。

要は、洗脳したい側と、洗脳されたい側の意思が合えば、洗脳は成り立つ訳である。

と・・まぁ、そんなこっちゃないぞ!と。
洗脳と言うのは、ある一部の思想を強引に無理やり押し付けられてしまうもんだ!、それを嫌だと言えないよう強引に脅される、脅された。
そんなものは許してはならない、平和を乱すことは断じてならない。
そんな不都合なものがあってなるものかっ!!

そうですわ。
不都合だと感じれば、抵抗するんだわね。
しかし、都合が良ければ受け入れるんでゴザイマス。
都合・不都合って、勝手な基準です。
なので洗脳も、その時の都合によっては受け入れるし、都合の悪いときは抵抗するのです。

この人間社会にはそんなものが、勝手都合・勝手不都合が溢れている。

だが、そんな勝手な都合も、勝手な不都合も、基本自然のサイクルの前ではどうにも出来ないし、絡め(からめ)ようがないのが底辺の現実です。
自然の中で生きている上で、都合も不都合も無いのです。
例えば大自然を前にして休養を過ごしたとして、「あぁこの大自然は、私にとってなんて都合が良いんだ」、とは言いません。
大体は、人間同士の都合・不都合関係を忘れさせてくれて、大自然を前に言葉が無く、自然の怖さと孤独と同時に・・ただただ自由を感じるはずです。

話しを戻します

洗脳とは 『自分の都合の良いコトだけを相手に与え続ける』 です。
逆に言うと、自分の都合の悪いコトは、言わない。
つまり、〔都合の悪いコト〕と〔都合の良いコト〕は一対(いっつい)なのです。
つまりは、、〔都合の悪いコト〕から〔都合の良いコト〕が派生している。

例えば…
生活上、都合の悪いことがある
相手に隠したい
相手にバレたら困る
嘘で誤魔化し続けて、不適当なコトでもいいから言いくるめて演じていよう
相手に甘いモノ与え続けてたら気付かれないだろう。

これだって立派な洗脳術でしょうね。
甘いモノで相手を釣る?なんてカワイイものではなく、この場合は催眠術でしょうね。
まぁ、綺麗ゴトと言われるかも知れませんが、本当に愛情があれば、バレて困るようなことも無ければ、誤魔化し合うことも必要ないのです。
ですが、都合が良かった・・不都合が解消される・・だけの理由で生活が成り立っている関係性は、地獄です。
(地獄というのは、毎日が生きた心地がしないという意味で。)
なので更に、不都合な生活を都合よくする為に、相手への洗脳を強化する必要が出てくるでしょう。
洗脳…、また洗脳です。
社会組織の中では、もう太古の昔の文明から当たり前のコトでしょう。
別に、今のこの世に始まったコトでは無い。
宗教社会だってそうだし、ダイエット効果をうたった新商品だって同じです。
何かしらの都合の悪さから戦争が起こってしまう時も、一方的な都合と都合…不都合と不都合がぶつかり合い。そしてその中で、都合や不都合を正当化する洗脳を施される。
別に戦争でなくても、毎日のニュース記事の中でだって同じことが流され続けていますね。そしてまた不都合の改善策という新たなニュー都合法案が可決しました、とやっている。で、そこには甘い甘い汁モノも仕込まれていて、更に不都合が都合よく政策されている。
これが洗脳でしょう?、底抜けの。

で。。。
ちょっと待った。
僕はその辺は専門にしていません…
政治対政治なんて終わり無き底抜けの戦いですものね。
どうしようも無いんだわ。

こっちです、こっちこっち!
もっと原点。
底抜けじゃなく、ちゃんと原点が在って成り立つべきもの。
なのに…一番やっかいで、溜息が出る、
「親子関係」
これ以上の原点はありません。

『親子関係に置いての「洗脳…、また洗脳」』

これが今回の主題です。
ここまで書いてきたことは社会に対してではなく、家庭内・家族内・血筋内に置いて同じことが行われているモノで、それの前置きとして綴った次第です。

もっとストレートに言います
「親から都合良い勝手な洗脳を受け続けている子が多い」
これが副題です。

それは何故か?
都合の悪いことだらけだからです。
或いは、都合の合うことだけの関係しか無い家庭。
親の都合。
親の都合で結婚。
なので、結婚の末に授かった子供にも、親の都合のみを押し付けるのです。
都合良ければ何でも良いんです。
都合さえ合えば良いだけなんです。

これは解りやすいニッポンの事情で風習っぽい。
昔テレビでやってた、朝の連続テレビ小説のヒロインが、村や親や時代の閉鎖的な都合を乗り越えて、苦難から自立していくハッピーエンドストーリーの基本シナリオで…。実際はドラマのヒロインのようなシナリオ通りとはいかなくて。・・・だって、ドラマの中だと、主人公の親や周りの登場人物も、自我や性格が明確にされ、各々キャラクターがハッキリしている。なので、主人公と絡みやすいワケで、進展も発展も見込めるワケで。 だから当時毎朝8時15分にテレビの前に座ってドラマ主人公の成り行きを見とどけていて、自分も成長した気分になれたワケで。笑
この連続ドラマ自体が「洗脳…、また洗脳」?だったのかなぁ。
まぁそれはどうか解りませんが(苦笑)

実際はもっと大変です。ドラマの時代背景だった明治大正や昭和初期も大変なコトは大変だったでしょう。
世界大戦に向かっていく為の国民へのニガい自国民洗脳
大戦敗戦後、今度は戦勝国から与えられた甘い味の洗脳
「洗脳…、また洗脳」

なので、こう言えます。
『自己消失している人が多い』

都合に都合を重ねて
不都合に不都合を与えて
都合良く不都合を洗脳し
不都合に都合良く…また洗脳し
・・・・・?????

先程、テレビドラマの登場人物では、個性が明確でキャラクターがハッキリしていると説明しました。だから喧嘩もおこるし、愛情も感じたりする、そして成長もしていける。
でも現実は、
個性が乏しい(とぼしい)。
個性なんて無い。
不都合にならないよう、都合あわせだけで、生活を成り立たせているだけ。
と言うコトは、ここが大事な要点です
「都合が合うように、合わせ続けなければならない」ワケです。
それは、親にも子供にも、都合のみが良く成らなければならんのです。

それは、いち生物として、大変な環境でしょう。
動物園や曲芸を仕込まれた動物と同じです。
それを維持し続ける為には、「洗脳」しかありません。
都合の悪い不都合なコトを都合良くさせる必要性
それが「洗脳」です。

その原点…始まりは、「弱さ」でしょう。
洗脳を受けて育った者は自己が無く弱い。
言い方を深くすると
親から洗脳を受けて育った子は自己が無く弱い、なので我が子に対して更に洗脳を施してコントロールする。
(~社会と社会の関係も同じですね~)
自分の弱さに対して・・弱いのです。

長いモノには巻かれろ と言うコトバがありますが、僕の解釈は…
『この宇宙は長い永い時間の渦巻きで出来ている、なので全ての有機物は長い永いモノに巻かれているのです。「誰かの勝手から与えられた都合の良い無責任な長い蜷局(とぐろ)には巻かれてはならない。』
と言って置きたいです。
産まれてから死ぬまで、おっとろしく永い時間の渦の中で、ひと時を生きている。
もうそれで十分ではないか?
生と死…という永く短い限られた時間の中に巻かれて生きて、その中で無神経な誰かの蜷局にも巻かれて、二重~三重に巻かれて生きる人生は辛すぎます。
(なんてねぇ…泣笑)

洗脳ってのは基本、中身は噓です。
都合が良いのも、都合が悪いのも、中身は噓なのです。
本当に都合が合っていると感じているモノとは、普段言葉にしないし出来ないものなのです。
幸せは、本当の都合が合っている時です。
だからその幸せは、それ以上感じにくくなり、言葉にもしなくなります。
気持ちが良く心豊かに感じている時、「都合が良い、好都合だ」とは言いませんもの。
なにか不都合なコトに対し→都合良くいくコトが→「好都合」なのです。
その「好都合」は中身が噓であり、洗脳を施したカタチです。

もう一度言います。
本当に愛している相手に対しては、「都合が良い」「好都合」「不都合」というコトは存在しません。
それは趣味や仕事でもそうでしょう?
好きな仕事に従事していたら、都合が良いなどの気持ちは湧きません。
無心に趣味に打ち込んでいる時も、都合も不都合も存在しません。
だから無心なのです。

・あの人と結婚したら都合が良い
・あの人と結婚したら都合が悪い

同じですよね?
どちらも最初から愛してはいません。
自分の都合だけです。
もちろん相手も同じです、相手も自分の都合しか考えてない、だから都合と都合が合致して、不都合と不都合も合致して、みごと都合不都合関係が成立します。その後の生活は、互いに互いが洗脳合戦と発展していくのみです。
もれなく子供も、両親のご都合洗脳の土砂降り状態の日々となるのは確実の天気予報。
(気象庁には負けまへんでぇ)

本当の弱さ強さを知る
これに勝るモノは無い
洗脳は、その「本当」を育たなくさせる為の手段。
或いは、「コントロール欲」でしょうか?
コントロールされて育ってきた人は、他者をコントロールしたがるのです。
成長の芽を潰したい願望があるのでしょう。
自分が不自由だと、他者も不自由じゃないと気が済まないのです。
蜷局(トグロ)と蜷局が絡みついているような・・・ (コワいね 冷汗)

様々なカウンセリングの依頼の中で、概ねこれを解く作業を行います。
幾重にも絡みついているものですから、時間をかけて行います。
やはり…中でも親から受けた、受け入れてしまった洗脳を解くことは最重要な課題です。更に申しますと、親から洗脳を受けた人は、他人の洗脳も受けやすいですからね。
簡単に言うと、何でも何を言われても信じやすいんです。
催眠に催眠が掛かっている状態。
こういう方が催眠療法?など受けても難しいでしょう。
催眠が解けても解けても・・・催眠に掛かった状態が奥から出てくるだけです。

親が子に与え続けている洗脳を解く
幾重にも重なったその誤魔化しを解き続ける
そうすると何が隠されているか?
それは、親が子に与えた本当のトラウマです。

何故?それをトラウマと言えるのか?
それは、その与えた側の親だって、自分が一番にされたくないことを、平気で子供に与えた瞬間の出来事だからです。

不本意に起こってしまい、結果与えてしまった出来事はトラウマには成りません。
それは、「私の不注意で、ごめんね」と言えるからです。

本当に大変なトラウマは
最初から、都合しかない家庭・夫婦関係
都合の合わない事にはイライラする
自分も都合に縛られ、ご都合しか無い不自由
子供にも都合を押し付け縛ろうとする
勝手な都合に合わず、不都合なコトをする子供…
正直で自由な子供は生意気と解釈され
苛立ちがピークに達し、何らかの形で虐待をする。(※)
(※虐待の定義、手段は様々です)
その後、何事も無かったように笑顔で御馳走を用意して…洗脳完了。
虐待の苦しみは洗脳で封印され、忘却迷宮入り。

都合から派生した不都合に、更なる都合を上乗せしているのです。
ひと昔前なら、こんなにならなかっただろう。
何故なら、都合・不都合の上乗せ合戦にも資金が要るからです。
タダじゃ出来ないワケ。
不都合を都合よく見せる為の洗脳資金を誰でも稼げた時代なのです。

例えば懐かしいトコロで、アニメの「一休さん」
桔梗屋さんは、自分の都合しか考えてないでしょう?
不都合なコトは、金で解決します。
桔梗屋の娘・弥生さんは、一休さんやほかの人達ちを自分の思いのままにコントロールしたがります。
まぁですが、弥生さんの自分勝手な都合も不都合も、一方的にどれだけ押し付けられても一休さんは負けない!って~のが、このアニメの見どころでした。
お金で人をコントロールしたい!って解りやすい設定でした。
それが現代では、みんな桔梗屋さんみたいなモンになっておる時代なんだということ。
勝手都合も不都合も、みんな自前の資金で解決出来ている、そんな戦後の時代が長く続いているのです。

ただ…、これから先、みっともない姿があらわになる時代になっていくでしょう。
都合・不都合の洗脳催眠も限界の家庭もある。
資金が無くなれば、洗脳は醒めます。
資金が続いたとしても、生命や人生はそんなモノで解決しません。
そうすれば…憎しみ恨みしか残りません。
毎日のように、ニュースで家庭内事件が報道されているのはこれです。
そうするとまた、キツイ洗脳をしてくれる新興宗教が流行るでしょう。
もっとキツイ洗脳で都合の良い情報を脳に上乗せダウンロードしてくれますからね。

・・・・・・・ 続く。
 
 
サイキックの眼  ヤマモト・コージ