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-サイキックの眼-

老舗「名古屋観光ホテル」~2018

2018-06-07 19:25:53 | 時間旅行

 
 
 老舗「名古屋観光ホテル」~2018
  
 
 ▌名古屋観光ホテル ブログシリーズ
 老舗「名古屋観光ホテル」~2018 
 老舗「名古屋観光ホテル」2022~
 老舗「名古屋観光ホテル」2024~
 エスパシオ・名古屋観光ホテル〔 part1〕メイン編
 エスパシオ・名古屋観光ホテル〔 part2〕客室編
  

【 追記 2022/06/18 】
名古屋観光ホテルは、
2018年頃から経営形態の変更をしております。
名古屋には高級価格帯のホテルが無いとの理由から、
インバウンド富裕層向けに
高価格・ハイグレード路線へと改変しました。
そして海外からの長期滞在者向けに新たに
ホテル中層階の9~11階を“エスパシオルーム”と
銘打った最高ランクの客室を設けました。
  
1999年頃~
❐12~17階 デラックスフロア
❐06~11階 スタンダードフロア
(※2012年コンフォートフロアに改装)
この様な2グレードでした
 
2019年以降から2022年の現在にかけて
改装とリニューアルを繰り返した結果…
❐15~17階 ニュークラシックフロア(上級)
❐12~14階 デラックスフロア(中級)
❐09~11階 エスパシオフロア(最上級)
❐06~08階 コンフォートフロア(普通)
 
このような4層ともなる趣の客室グレードに変貌。
同系列ホテルとなった「ホテルナゴヤキャッスル」の
建て替え期間中の代行も兼ねた仕様も担ってはいる。
 
インバウンドブーム時には、
❐コンフォートフロア 18㎡
¥10,000→¥18,000
❐デラックスフロア 36㎡
¥15,000→¥24,000
(宿泊予約サイト価格)
内容サービスは変わらず…価格だけを一気に値上げ。

初めて宿泊したのは1999年。
劇団四季「新名古屋ミュージカル劇場」が開場した年で、
その観劇が目的で利用したのが最初。
それ以来、名古屋ではずっとお世話になってきた定宿。

2013年3月11日にアップした当記事は、
加筆とフォトの再アップを重ねて…
2018年6月7日にリニューアルしております。

令和元年 2019年6月1日
天皇皇后両陛下、初の地方御公務にて
「名古屋観光ホテル」最上階17階に御宿泊される。


  

 
▌ 正面エントランス 錦通側




エントランス 装飾

1989年「世界デザイン博」のモノ


1階 フロントロビー




世界時計
錦通側の本館一階はすべて…古代文明の遺跡か?古い地層のような石造りの壁面になっており、
「ジャルダン」「プエルト」の店内にも同様に施されている。


宿泊客用エレベーター ベルスタッフが必ず声をかけてくれる


手前がバンケット専用のロビーで、奥がホテルフロントロビー。


豪華なフリースペース
  

 
 

▌ エントランス 広小路通側 
 





ニューヨーク・マンハッタンの高級アパートのような雰囲気がある






広小路通側は外装内装共に一度大改装されており、
昔は「コノンコピア」というコーヒーハウスがあった。
現在は「ル・シュッド」というカジュアルなレストランに。

  

 

▌ 「ル・シュッド」


旧・中日劇場や、御園座に出演される俳優さんも食事をされていた。


朝食 「お粥定食」


アラカルト ヒレカツカレー


ケーキセット




テイクアウトショップも兼ねる


■ 夕食「セレクト 5 ディナー」
 ①ファーストドリンク
 ②前菜
 ③パスタ・リゾット・ニョッキ
 ④メインディッシュ
 ⑤デザート
 五つの項目から各々プリフィクススタイルで
 多数のメニューから一品ずつ選べる、
 大変お得なホテルディナーです。

 ¥3900(ホテル定価・税サ込)
 ¥3510(一休レストラン予約・税サ込)
・2018年12月2日予約&撮影


①ノンアルコールスパークリングワイン
 (全15種類から選択)
②合鴨のロースト ポテトとクレソンのサラダ添え
 (全6種類から選択)
※アンチョビ入りのクロワッサン
 (食事用のパンは多数でテーブルサーブも頻繁に)


③タラと春菊のカルボナーラ
 (全8種類から選択)


④牛肉のステーキ マッシュルームのデュクセルとマデールソース
 (全8種類から選択)


⑤スイーツブッフェ
 (全3種類から選択)

コースの一皿ずつの量がしっかりとしたボリュームで食べごたえあり。
そして特筆すべきは最後のデザートです。
デザート3種類の中から選べるのですが、その中の1品がスイーツブッフェです。
すべては食べきれないほどの数々のデザートと軽食類も少しありましてドリンク類も豊富です。
ですから、コースの間にお口直しのアイスクリームやソフトドリンクも楽しめるというわけ。
※因みに…①前菜の写真の奥中央に写っているのは、ショコラ大福と抹茶ソーダです。
そしてホテルのレストランでは珍しく
「ディナータイムスイーツブッフェ(¥2400税サ込)」が毎日開催されている。
一休レストランで予約すると、タイムセールでアルコールドリンク一杯の特典付きでなんと!
¥2040(税サ込・100分)で楽しめる。
そして「セレクト 5 ディナー」では、
そんなボリューム満点のスイーツブッフェも付いて、
¥3900(ホテル定価・税サ込)
¥3510(一休レストラン予約・税サ込)
食べごたえアリでとってもお得!
超オススメのホテルディナーです。



▌ 1階 錦通側⇔広小路通側の中間


アーケード


フレンチレストラン「エスコフィエ」の中庭


地下テナントと1階・2階をつなぐ螺旋階段
昔はこの地階に、大阪の「リーガロイヤルホテル」の出張所があった。
営業の相互提携していた時期がありました。




地下1階からの景色



▌ メインバー プエルト


ブッフェレストラン「ジャルダン」と「ラウンジ」の片隅に「バー・プエルト」がある。






壁の中に設えられた装飾ライト


美味しそうな感じで…たべられないのか?と見入ってしまう


笑顔が素敵な女性のバーテンダーさんに、カクテル「ブルートレイン」をオーダー。
お酒のコトはまったく解らないので、根掘り葉掘り質問してから決める…




[2018年6月7日・筆]
バーテンダーのS氏(男性・写真無)
いつも話し相手になっていただいている。
あるとき店に訪れようと…おそるおそる覗いてみた時、
そもそも未だに堂々と入店出来ないでいる僕だが…
やはり敷居は高く、挙動不審にも覗いてみたら、恰幅のいい…いかにも名古屋の重鎮?というような恰幅の良いいでたちの方々がカウンターを埋めつくしていた。
ちょっと入るのはよそうと控えて、すぐ隣にあるラウンジでノンアルコールビールを飲んだ。
すると前をS氏が通りかかって、僕に気付いてくださって互いに挨拶をして…
僕が「名古屋の重鎮!!って感じの方々で満席なので…入店を控えました」(苦笑)と言うと
S氏「山本さん…ジューチンです(そのとうりですよ)」と、小声で知らせてくれた。
そして2人で苦笑したりした。
また別の日のとき、S氏に教えてもらったことだが、昔は一見(いちげん)の客はなかなか座れないほど、カウンターは重鎮の社交の指定席だったそうだ。


[2013年3月11日・筆]
先月の2013年2月。
初めてホテル1階にあるメインバー「プエルト」を利用しました。
実は・・宿泊客へのキャンペーンで、ワンドリンク券が付いていたのです。
老舗ホテルのメインバー。
相当敷居が高く・・おいそれと赴くことは出来ません。
これを機会に、おそるおそる入ってみました。
クルミの木の1枚板を使ったカウンターにモソモソと着席。
モソモソというのはですね…
爽やかにスッと座って「いつもの」
な~んて言ってみたい妄想とのギャップに苦しみながら、
ワンドリンク券を握りしめ、ギコチナイ動きをしつつ…という意味合い。

男性バーテンダーのSさん
話しかけて戴く。
ホッとした…
ホテルの話し、バーの話し、仕事の話し。
色々とお相手くださいました。
人の話しを聞く側の仕事の僕にとっては、とても良き時間を過ごせたひとときとなりました。
そして1か月後のホテル再訪時、またバー・プエルトに足を向けました。
バーテンダーのSさんも覚えて下さって迎えて戴いた。
僕はバーに赴くまで、ホテルの自室で若い頃の事を考え想いふけっていた。
初めて行った海外旅行。
重いバックパックを背負い、不安と自由と希望が体中にいっぱいに溢れていた貧乏旅行の・・あの時の・・あの19歳の夏。
天安門事件があった1989年。
今の近代的な中国とは違って、何もかもが不便で・・それが新鮮で。
人民服を着た人もまだ多勢いたし、食べ物は中国料理しかありません。
街中の食堂には冷蔵庫を置いている店なんてまだ無く、真夏でも常温のぬるいジュースやビールしか飲めませんでした。
ジュースも舌の先が何故かピリピリするヒドいものでした。
そんな体験が僕には新鮮でたまらなく楽しかったのです。
そんな経験をしていた19歳の自分をこの時は心から愛らしく感じた。笑
だが結果として、こんな旅が本当に有意義だったのか・・・
それとも無駄なことだったのか?。
答えが掴めるものでなく、今までいつも後悔を拭えずに・・深く考えてしまうだけだった。
だけど・・歳を重ねてきたのか、もう出来ない体験なのだと思うと、すべてが愛おしい。
そう感じはじめている自分に・・何かホッとしたのだ。

そしてひと眠りしたあと、バーに赴いた。

バーテンダーSさんとの話しは、地元名古屋の話しや経済の話し、そして中国経済の話しへと移る。
その後に僕は昔の中国旅行の経験話しをすると、なんとSさんも同時期の中国を良く知っておられた。
他のお客さんが帰られたあと、当時の中国の話しで大いに盛り上がってしまった。
僕もSさんも、当時の中国が大好きだと深く理解し合えました。
地平線の先まで永遠とゴミだらけの鉄道沿線。
驚異的なトイレ事情。(知る人ぞ知る)
でも何よりも、旅先で中国の色んな人に優しくしてもらったこと。
忘れられない人間体験とでも言えようか。
ホントに楽しかった。
旅先・大連の安宿で、青年海外協力隊の日本人がいた話し。
毎日宿から出ることなく引きこもっている感じで、仕事は?と聞くと。
缶詰やジャムのビン詰め加工技能を工場で教える仕事だが、中国人が誰も出勤してこないので・・仕事が無い状態だと。
僕のいろんな旅の話しの中でも、これがSさんにとって一番面白かったそうで・・最後まで笑っておられた。
気が付けばバーの閉店時間はとっくに過ぎて・・大変遅くまでお邪魔してしまいました。
老舗ホテルのバーで、大声でゲラゲラと笑ってしまって失礼ながら、ホントに楽しい時間でした。
次に伺う時は、さっ爽とカウンターに座って…
『いつもの』
なんて言えるようになるでしょうか?笑。
似合わない?
やっぱり・・・悔。

でも何故、あの時の中国が楽しかったのか?。
ルールが無い?。
そう。悪くいうと無法地帯かもしれません。
しかし中国人の誰もが、与えられた生活環境の中で自己責任があり、それぞれ自己流の生き方を持っていたように思いました。
共産主義国で人民平等制なので、個人で保有できるモノは持たしてはもらえない分、素っ裸の逞しさが表れていたのでしょう。
旅の思い出はまだまだ尽きません。
大切な想い出は、忘れることの出来ない忘れ物ようだ。
北京からシベリア鉄道に乗った、旧ソ連時代のユーラシア大陸。
インド・ラダック地方の標高3650mの山からみた満天の星空。
名古屋観光ホテル メインバー「プエルト」での夜。
また次回にお世話になりたいと思います。



▌ 中国料理 北京




■ 北京ランチ 2800円(税サ込)
・2018年6月5日 撮影




前菜


点心


本日のスープ 冬瓜


メイン
右・白身魚のフライ 油淋ソース掛け
左・鶏肉の豆豉炒め


炒飯


タピオカ入りココナツミルクとゴマ団子
 


▌ フレンチレストラン エスコフィエ











■ プリフィクスランチ
  (5プレートランチ)5500円

・ アミューズ
・ オードブル
・ スープ
・ 魚料理
・ 肉料理
・ デザート
・ コーヒー 紅茶
・ 小菓子

2019年8月4日 撮影


アミューズ


オードブル サーモンの炙りとキヌアのサラダ トマトのソルベを添えて


スープ じゃがいものスープ


魚料理 真鯛の網焼き トマトとバジルのヴェルモットソース


肉料理 鴨胸肉のロースト キャビア・ド・オーベルジーヌ添え ポルト酒風味のソース


パン


デザート とうもろこしのアイス カダイフのアクセントとともに
アイスコーヒー
小菓子 マカロンとチョコレート




▌ 客室 デラックスフロア     

名古屋観光ホテルは、欧米にあるような高級アパートメントをイメージ出来る。
欧米の高級アパートメントを知っているワケではなく、せいぜいニューヨークのアッパーイーストの高級アパートの高層ビル群の街を歩いて眺めただけだ。
大きすぎない小じんまりとした品のある雰囲気で、名古屋が誇る一番の老舗ホテル。
12階~17階のデラックスフロア
その客室の数々をご紹介します。
(一部ガラケー撮影含む)
客室デザインは
12・13・14階・17階 暖色系(昔は赤と緑のタータンチェックの英国風だった)
15・16階 ブルー&ブラック系のシックな英国調インテリア

令和元年 2019年6月1日
天皇皇后両陛下、初の地方御公務にて
「名古屋観光ホテル」最上階17階に御宿泊される。


客室階エレベーター


■ デラックスフロア 12階
 デラックスダブル36平米


玄関ドアと、右はウォークインクローゼット


入口手前からリビング・ベッド、左奥にバスルーム
   
 

ベッドサイドからの眺め


バスルーム
     

トイレ
    

ルームサービス ディナー
「黒毛和牛のニューヨークハンバーガー」


ルームサービス ブレックファースト
「アメリカンブレックファースト」

     
    

      
■ デラックスフロア 17階 
 デラックスツイン30平米 
     








■ デラックスフロア 12階 
 スイート 62平米




リビングルーム
※スイートにも色んなタイプがあり、リビングの広いバージョン


ベッドルーム
小さなベッドルームで、シングルベッドが2台
窓からは伏見から栄方面が眺められるコーナールーム。
これとは逆に、リビングルームが小さく、ベッドルームが大きいタイプもある。



■ デラックスフロア 16階
 エレベーターホール
 












■ デラックスフロア 16階
 デラックスフロアダブル 43平米

Image2301



■ デラックスフロア 16階
 デラックスシングル 17平米




デラックスフロアの中で最小の小部屋






















カーテンをあけると、ヒルトン名古屋が見える。
名古屋では外資系ホテルの老舗。
いつ見ても、ほぼ全室の明りが灯っている。
外国人ビジネスマンの定宿だろう、とても稼働率が高いようだ。


16階からの眺め
写真左の高層ビルは「御園座タワー」
写真右は「ヒルトン名古屋」
写真中央の先の奥に小さく見える高層ビルは
金山駅の「ANAクラウンプラザホテル・グランコート名古屋」








ルームサービス 「和定食」

 
今回はここまでです
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▌名古屋観光ホテル ブログシリーズ
 老舗「名古屋観光ホテル」~2018 
 老舗「名古屋観光ホテル」2022~
 老舗「名古屋観光ホテル」2024~
 エスパシオ・名古屋観光ホテル〔 part1〕メイン編
 エスパシオ・名古屋観光ホテル〔 part2〕客室編
  

 
サイキックの眼 ヤマモト・コージ
 
 
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名鉄グランドホテル
名古屋プリンスホテル スカイタワー
名古屋観光ホテル
名古屋国際ホテル 閉館
名古屋東急ホテル

 

 
▽ DETA
□ 2013年03月11日 「名古屋観光ホテル」当記事アップ
□ 2017年10月07日 フォト追記
□ 2018年06月07日 フォト・加筆追記
□ 2019年08月08日 エスコフィエ・フォト追記

□ 2022年06月11日 ※ 注意 追記
□ 2022年10月26日 老舗「名古屋観光ホテル」2022~ 新記事アップ
□ 2024年06月02日 名古屋観光ホテル ブログシリーズ リストアップ