イジメと見下し
あまりにも露骨なタイトルです。
本当はもうちょっと冷静で、そして学的で・・カッコイイようなタイトルでないといけないのでしょうが・・。
しかし・・そんな悠長なモンではないのが実状です。
なにが?と申しますと。
人間の機能・・本能の中には、「人を見下す」というモノがある。
「人をバカにしてはいけません」
「差別はいけません。みな平等です。」
「アイツよりオレのほうが上やで」
「あの人は私より劣っている」
なんか・・禁断のテーマに入ってまいりました。
ココには触れてはいけないのでしょう・・。
そっと見て見ぬフリが妥当の・・広く浅い?領域。
解っとります!!。
それでも麻酔薬無しで切り込んでいきたいと存じます。
なぜ?人は人を見下し・・バカにするのか。
「自分に自信がない時」
「自分の立場が危うい時」
「自分の立場を維持しなければならない時」
「自分が目上の人にコントロールされる立場であるので、目下の人をコントロールしないと気が済まない場合」
そして・・哲学的?か、社会正論で言うと、
「上下関係が無ければ、社会が成り立たない。」
・・・・・??
仲間外れ。派閥。イジメ。
僕の10代の頃も相当酷かったけれど。
毎日のニュースでも、子供の人間関係トラブルが絶えないのを目にしない日は無い。
カウンセリングのご依頼の中でも、依頼者の子供さんのご相談ゴトは必ずあります。
(※子供さんのみのカウンセリングを親御さんがご依頼される件は、すべてお断りしています。子供に問題事の原因はありませんから。)
「イジメはしてはいけない・イジメ撲滅」
「人に優しくしなさい」
それで・・イジメを取り上げたニュースなどを見ていると、児童・生徒全員にアンケートをとって、先生や保護者で子供の意見や情報を共有して・・問題の解決にむけて取り組みをしていきましょう。なんてのを耳にしますが。
そんなコトよりも、もっと早い明確な答えがあります。
それは。
「子供は学校も先生も親も信用していない!」ということです。
なんでアンケートをとったりするような現状になるのか?
それは。
先生どうしも、親どうしも、夫婦どうしも、信用しあっていない底辺があるからでしょう?。
そんな人間関係だらけの中で、どうやって子供どうしの人間関係が良くなるのでしょうか?。
人間関係のトラブルでのカウンセリングご相談で、いつもお伝えしていることは、
『自分が信頼し、人から信頼されるモノを、ヒトツで良いので持つ努力を絶やさないで下さい。』
つまり。
自分の立ち位置を明確に出来る、愛すべきモノを携えてほしい。
自分が愛し、失いたくないモノに対し、自信が持てるようになる努力。
もちろん・・それが何なのか?が解らない、その理由も含めて、ご相談にお応えしています。
何が好きなのかが解らない。
嫌いなモノなら沢山ある。
嫌いなモノを見下し・・そして排除し続ける。
これがイジメの始まりでしょう?。
お金で買える好きなモノは、スグに手に入れられる。
そうすると・・周りの人も買い揃えて仲間入り。
「要は・・イジメは、誰でも出来るコトの中で起こっているのです。」
逆に言うと。(恒例の!笑)
「誰にもマネの出来ない領域の大切な努力には、仲間外れもイジメも無いのです。」
自分の大切なコトの為の努力をし続けている人は、人を見下すようなことはありません。
どの人の努力をも大切にします。
誰が良くて、誰が間違っている。
という討論と論争が絶えません。
大人はもちろん、子供どうしの中ででもそう。
基準が無いからなのです。
自己基準が無いからなのです。
いいえ。
『結果を持った自己基準が無いからなのです。』
或いは、努力はまだまだで・・結果はまだまだ解らない。
そうならば、自己基準に謙虚でなければなりません。
他人の自己基準?にも謙虚でなければ・・・。
いずれにせよ、大切な愛すべ自己基準の為に努力し続ける必要があるのです。
●自己基準が解らない。
●自己基準が無い。
●自己基準は社会・学校が決めてくれている。
●社会の為に自己基準がある。・・・?
●世間体が自己基準。
●他人の目が、自己基準・・・。
●親の目が、自己基準。
●与えられた役職やノルマのみが、自己基準。
↑これらの中では、必ず「イジメ」や他者への「見下し」が発生するでしょう。
なぜなら、大切な個人域が無いからです。
僕は、社会の中での「イジメ」や「見下し」は、所詮他人とのコトである、と思ってます。
「え゛ぇッ!そんなコトない。職場でのイジメやママトモの派閥も大変で・・。汗」
と、思われるでしょう。
そんなことありません。
家族・親子の信頼関係があれば、小さなコトなのです。
つまり。
家族・親子の中で信頼関係の無い方には、社交の場でのトラブルが大変になるのです。
つまり。
家庭内で「イジメ」や「見下し」が頻発している方にとって、社会の目は更に厳しいモノとなるのです。
社会問題の原点は、親子家庭内が全てです。
学校でのイジメ問題でも、家に帰っても受け止めてくれる存在が居ないのが原因です。
親に言える子は、親が味方になってくれているコトを知っている子です。
親に嫌われている子は、学校でも嫌われてしまうのです。
親に見下されている子は、学校でも見下されるのです。
そんな環境の中で子供時代に育ってきた、そんな大人が多いのが現実なのです。
サイキックの眼 山本 浩二
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