振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

九州バイクツーリング500km(3)宮崎で美味しい炭火焼の鶏を食べる

2019-09-13 19:33:50 | バイクツーリング
宮崎での宿は市内のホテルだが安くあげるために5人相部屋。50平米くらいの大部屋に5つのシングルベッドで一人2600円。30代の頃からトライアルバイクで遊んでいてテントやバンガローにたびたび泊まっていたバイク仲間ならこれで充分。

交代でシャワーを浴びて午後6時前に2台のタクシーに分乗して今夜の食事の店に。シングル級のゴルファーのM氏は宮崎には時々来ているようで、今夜の店はM氏が当地在住のゴルフ仲間に頼んで予約したオススメの店。

ホテルからタクシーで15分くらいかかったが、運転手も初めての行き先のようで乗車の際に店名を告げるとナビに位置情報を送信してくれるように、無線で本社に頼んでいた。



入った店には巨人軍の選手のサイン色紙がズラリ。キャンプの際は御用達の店になるようだ。

ここはテーブルにある炭火のコンロでお客が自分で焼くスタイルだ。



もも肉の塩焼きからスタートで、生肉に塩が絶妙に仕込んであり旨い。



右手奥の四角い皿には刺身がのっている。レバ刺しを食べることはあるが、もも肉の刺身は初めてだった。M氏によると店が養鶏場を持っていて、自前で飼育した鶏を使っているとのこと。道理で鮮度も抜群だ。





続いてスタミナ焼きに手羽をいただいたが、どれも絶妙の塩加減で旨かった。〆にはお握りを焼いてスープをいただいたが、これも満足。生ビールを飲んだあと焼酎の5合ボトルを皆で空にしたが、驚いたことにこれだけ食べて飲んだのに請求額がビックリするほど安かった。

宮崎に再び来る機会があれば是非にも来たい店だが、M氏によると予約が取りにくいとか。

九州バイクツーリング500km(2)別府からミスコースしながら久住高原と高千穂峡へ

2019-09-11 10:38:11 | バイクツーリング
朝6時前、フェリーは別府湾に入った。東の空は晴れて朝焼けがキレイだが別府方面は低い雲に覆われている。しばらくすると雨が降り始めた。



7時前に別府港に接岸したのでバイクを駐輪している甲板に移動して下船の準備をした。下船口から外を覗くと雨はあがっているようだが路面は濡れているので雨具を着用した。



下船して朝食を食べるために近くのマクドナルドに入り、天気予報や雨雲レーダーを見ながら今日のルートを検討した。計画では今日はやまなみハイウェイを阿蘇方面に向かい、途中から高千穂峡に寄って宮崎まで行くことになっているが、高原や山間部のルートだけに大雨が続いたり警報が発令されるようだと通行止めなどの可能性もある。その場合はルート変更して国道10号線を宮崎に直行することも考えた。

しかしながら台風13号も朝鮮半島の方に去り、雨は降っても連続したり強くなったりはならないだろうと判断して計画どおりのルートに突撃することにした。最近給電装置の付いたスマホホルダーをBMWに取り付けたT氏をトップにして、彼のスマホのグーグルMAPナビに従ってスタートした。


数十分すると湯布院からやまなみハイウェイに入った2年前のルートとは違うことに気が付いたが、3番目を走る自分にはどうしようもない。T氏がグーグルMAPを見ているなら目的地方向に行くだろうと思っていると、道路標識を見て竹田方面に向かっていることが分かり、T氏もストップ。ここでルートを設定し直して久住高原を目指し、そこからやまなみハイウェイに入ることにした。





久住高原を見渡せる場所で小休止。なかなかの景色だ。全員雨具着用だが、幸いにもここまで雨には遭遇していない。ここからは阿蘇の外輪山のフチを回るようにして高千穂峡に向かったが、途中から降雨に会い、小休止も余儀なくされた。しかし昨日大阪の雨よりはマシだった。

11時半頃、雨の中を高千穂峡に到着。












奥深い山中にある断崖絶壁の峡谷、滝が何本もあって神秘的な空気が漂っている。神々が降り立った場所だとすると、ここを選んだ気持ちがわかる。



雨が止んだので高千穂道の駅に移動して昼食にした。駐車場の脇に大きな顔のモニュメントがあった。天の岩戸に隠れた天照大神を誘い出すために舞を踊ったアマノウズメの顔のようだ。

昼食の後、今晩の宿泊先のある宮崎市に向かった。




九州バイクツーリング500km(1)自宅と南港の間は往路が夕立で復路は酷暑

2019-09-09 17:38:48 | バイクツーリング
2年前にバイク仲間4人で大阪南港からフェリーで別府へ行き、やまなみハイウェイから岡城、原尻の滝、阿蘇、熊本、天草、紫尾温泉、霧島高原、桜島と回り、志布志からフェリーで大阪南港へのバイクツーリングを敢行した。昨年は同じメンバーで山陰路を西に向かい、米子、出雲、津和野、山口、角島を回って新門司からフェリーで大阪南港へ戻った。

今年は古稀を迎えたM氏を新たに加えて5人で2年前と同じく、往路は別府までで復路は志布志からのフェリーを利用した九州バイクツーリングに出掛けた。5人は同じ会社にいながら30代の頃にトライアルバイクで遊んでいた仲間で、現在はロードバイクでツーリングを楽しんでいる。最年長のM氏は永らくバイクから遠ざかっていたが、昨年になってハーレーの883を購入してバイク遊びを復活。



夕方の5時前に大阪南港のさんふらわあターミナルに各自集合。乗船するのは、さんふらわあコバルト。



画像では天気が良さそうに見えるが、実は3時過ぎから激しい夕立が大阪を襲い、全員が土砂降りの雨の中を抜けて南港に到着した。自分の場合は第二京阪道に並走する国道1号線を走っていると寝屋川付近から雨になり、脇道にそれて雨具を着けながら暫く雨宿りをしていたのだが集合時間も気になり再スタート。

しかしながら脇道から元のルートに戻れずに大粒の雨の中を右往左往しながらやっと中央大通りに出た頃にようやく雨が弱くなってきた。雨具はあっても無防備のブーツの中はグジュグジュで南港へ。


九州の西方の東シナ海には台風13号が北上中で日本列島の南東海上には台風15号が接近中と言う状況の中、九州での雨と志布志からの帰りのフェリーが欠航したりしないか、数日前から心配だった。それが大阪南港までのアプローチで大雨に見舞われるとはマイッタ。幸先が悪い。



しかしながら結果的には翌日の久住高原から高千穂峡の間で2度ばかり雨に会い雨具を着用しての走行になったが、それ以外は雨らしい雨には遭遇しなかった。これは予想外で、宮崎で宿泊した翌日も各所に積乱雲が発生していて、夕立が通過した直後の濡れた道路は走ったが、雨具を着けることはなかった。大阪で一番キツイ雨に遭遇して九州でも悪い予想をしていただけにラッキーだった。画像は青島海岸で、海は多少荒れている。



大阪南港に戻って9時半頃に下船したが、自宅までは酷暑地獄だった。安全のためにプロテクターを内装したバイクウェアを着用していて、通気性のあるメッシュ素材ではあるが信号待ちで停車中はライトダウンを着ているようで汗が吹き出す。走りだすと空気が通過して汗が乾くので涼しいが、次の信号待ちでまた汗が。

これを繰り返しながら信号の多い都会の道路を2時間も走ったためかアンダーシャツには白い塩が張り付き、身体は脱水症状をきたしていた。9月と言えどもまだまだ真夏の気候。来年は1ヵ月は遅らせようと思う。





茶源郷で茶畑を眺めながら昼食

2019-09-04 20:43:11 | 日記


5月の茶摘みの時期に何度か足を運び、刈り取りの様子などをブログにもUPした和束町の茶畑にふらっと行ってみた。緑の茶畑を眺めていると落ち着いた気分になれるのは何故だろう。

ビューポイントのそばにカフェが1軒あるのだが、5月に来た時は混んでいて入れなかった。建物の画像は5月に撮ったものだが、茶畑側を正面にして建てられているので道路側からは小屋ぐらいにしか見えない。



ドライカレーをいただいたが、軽食は他にオムライスがあった。





平日なのでお客が少ないのか、他には西洋人の男性が一人。遠くから来た感じではなく、このあたりに住んでいるかのような服装だった。



茶葉を刈るバリカンのエンジン音が遠くから聞こえたので目を凝らして見ると、伸びた芽をカットしているようだ。恐らく三番茶か四番茶の芽になるのだろうがバリカンには採取袋を付けていないので、刈った茶葉はそのまま打ち捨てられている。来年の春の新芽がキレイに生えるようにお茶の木のカタチをバリカンで整える作業を「台つくり」と呼ぶらしいが、その作業なのかどうかはわからない。