振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

九州バイクツーリング500km(5)内之浦のロケット発射場まで行った

2019-09-18 20:03:15 | バイクツーリング
都井岬で野生馬たちにさよならすると時間はそろそろランチタイムだった。ところが岬周辺では適当な店も見当たらず、串間まで行って探すことになった。



ファミリーレストランに入店してドリンクバー付の日替わりランチを食べながら、これから先のルートを検討した。今日は朝から降雨に会っていないが、スマホで雨雲レーダーの情報を見ると所々に雨雲が発生している。

結局、当初の計画には全くなかったが内之浦のロケット発射場まで行ってみることになった。途中で強い雨に遭遇したら志布志港に戻るとの条件だが。

串間から志布志に近づくと黒い雨雲に覆われ、路面には水溜りができていて小雨がパラパラとしていたが、雨具を着けるほどでもなかったのでそのまま走った。すぐに小雨も止み、タイミングとしては雨雲が通り過ぎたばかりだったようで、ファミレスでゆっくりしていなかったら大雨に遭遇しただろう。

内之浦に近づくにつれて道はカーブの連続する海岸線になり、ペースが落ちた。ナビの到着予定時間を見ると現地に着いても見学の時間がほとんど無いくらいで直ぐに志布志に折り返さなくてはならない。雨が降りだしたらUターンするところだがその気配はない。



ここがJAXA内之浦宇宙空間観測所の入口ゲートで遮断機が下りていたが、ゲートの受付で見学を申請するとバイクで入ることができた。





ロケットの模型が展示してあるが、自分の記憶では内之浦からはカッパやラムダ、ミューなどの固体燃料ロケットが打ち上げられていたと思う。日本が初めて人工衛星を内之浦からラムダで打ち上げたのは、確か大学生になる前だったはずでよく覚えている。もうすぐ半世紀が経とうとしている。





発射台は時間がなかったので自分では撮影できなかったが、T氏撮影の画像を拝借した。驚いたことに雄川の滝にソロで出掛けたT氏も帰りに内之浦に立ち寄っていて、30分ほどの時間差で滞在していたことになる。自分達は海岸線ルートで往復したが、彼は山越えルートで志布志に向かったのですれ違うこともなかったようだ。前触れとなる話は一切なかったのに偶然にも同じ場所に行ったとは不思議だ。