振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

ボートでメコン川を遡るパークウー洞窟観光

2017-07-17 12:08:19 | 日記
ルアンプラバーンでメコン川沿いの道を歩いていると「ボートは?」の声が掛かってくる。往復で3時間くらい上流にあるパークウー洞窟観光へのお誘いだ。

3日目に行く計画だったので予めどこでボートに乗るか決めておこうと2日目の午後、二人で川沿いを歩くと早速緑色のTシャツの男から声が掛かった。料金を尋ねると45万キップだと言う。事前にNETで調べていると8万キップぐらいとあったので別のボート屋に行こうとするとTシャツの男は「いくらならいいんだ」みたいなことを聞いてきた。

取りあえず一人8万キップで、明日行きたいと言うと「Many Many People、am8:30」と言ってきたのでOKを出した。45万キップは貸切ボートで即出発のようだ。

翌朝8時15分くらいに昨日の場所に行くと20人くらいの観光客が集まり、ミニバンで連れてこられる観光客もいた。昨日のTシャツの男を探したがいないのでチケットを売っているカウンターまで行くと、そばの看板に6万5千キップと書いてある。昨日は少し離れた場所で交渉していたので目に入らなかった。

しばらくすると昨日の彼が現れたので早速看板を指さして我々も6万5千キップで良いかと言うと渋々仕方ないと言うそぶりをした。これでビアラオ1本ずつ分が捻出できた。

洞窟の入場料は別に2万キップが必要だが街のツーリストに申し込むとボート代は8万キップでホテルからの送迎付きらしい。ルアンプラバーンにはHISの支店もあるがそこに依頼すると70USドルは必要のようだ。もちろん貸切で日本語のできるガイドがつくらしい。


2~30人が3隻のボートに分乗して出発したが途中で燃料を給油して少数民族の村に20分くらい立ち寄りパークウー洞窟を目指した。


パークウー洞窟の船着き場には10隻くらいのボートが停泊し、多くの観光客が洞窟への階段を登っていた。正直なところ多くの仏像が並んだ洞窟内を見ても大きな感激は無かった。ボートからメコン川の沿岸を眺めることの方が楽しい。

遠くに見える山々も日本ではあまりみることがない山容だ。川砂利や砂を採取している人。河岸の草を食んでいる水牛。ボートの観光客を楽しませようとバック転で川に飛び込む子供達。



我々の乗ったボートは木製の硬いイスにくたびれたクッションだけだったが席の半分くらいを自動車のシートに付け替えたボートもあった。そして救命胴衣も見当たらなかった。


また我々のボートは途中でエンストを起こして数分間漂流した。スロットルワイヤーが外れたようで運転手がうろたえた様子も見せずに後部のエンジンルームに入って修理したらエンジンがかかったので珍しいことではなさそうだ。

我々の場合にはボートを選ぶ余地はなかったが、できればチェックして選んだ方が安全で楽ちんだ。