振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

BTSチョンノンシー駅の警備員さん

2017-07-28 21:46:19 | 日記
バンコクでの2泊の宿はBTSのチョンノンシー駅の近くだったが、帰国当日の朝はドンムアン空港に向かうため6時半頃に駅に行った。

早朝なので乗降客はまばらだ。いつものことながら改札口を入るとテーブルがあり金属探知機を持った警備員さんがいた。私が背中に背負った自分のリュックを指さして「チェック?」と言うと彼は「スワンナプームか?」と言ったように聞こえた。我々が旅行者とはわかっているはずだ。

私が「ドンムアン」と言うと彼はそのまま通過して良いとジェスチャーで指示してくれた。重いリュックを下して中身を見せずに済んだと思い「コップンカップ」といいながらサイアム方面行きのホームに登るエスカレーターへ急いだ。

後ろに続いている連れのK氏と一緒にエスカレーターで昇り始めたら警備員さんがこちらに向かって何か言いながら反対側のホームのエスカレーターを指さしている。K氏の後から続いてエスカレーターに乗った高校生くらいの少年も我々に間違っているんじゃないのみたいな視線を寄越したので「サイアーム」と言うと少年はOKのサインをくれた。

ホームに上がって電車を待っていると警備員が階段を昇って来て我々に向かって来るのがわかった。先ほどの警備員さんなのか、無線かなにかで指示を受けてきた別の警備員さんかは顔まで覚えていなかったのでわからないが敬礼をした後、どちらへ?みたいな顔をしている。

そこでサイアムで乗り換えてモチットまで行き、そこからバスでドンムアンまで行くと言うと彼はニコッと笑って敬礼をして去って行った。

後で調べてみると反対方向のタクシン橋まで行き、サトーンからチャオプラヤー川のボートで上流に向かいバスを乗り継いで空港へ行く方法もあるようだ。しかし3時間くらいはかかり、一般的とは思えない。

最近は加齢による難聴気味で「スアンナプーム」も聞き違えで、発音の悪いタイ語で「ドンムアン」も通じていなかったのかも知れない。

大した出来事でもないのだがBTSの警備員さんが我々が間違って乗ったりしないようにしっかりフォローしてくれたことは印象的だった。