昨日は朝、松江の宿を出発して金屋子神社、神話民俗館、たたら刀剣館、可部屋集成館、櫻井家庭園、そして菅谷たたら山内と駆け足で回って来たが高殿の見学が終わった頃は既に16時半。
どこに行っても展示物や資料に時間を忘れて目を凝らしてしまい予定時間を大幅に上回ってしまった。鉄の歴史博物館や絲原記念館なども見たかったが残念。
その晩は玉造温泉に泊まり、翌日、安来の和鋼博物館に行った。予定では初日に行くはずだったが水曜日で休館していることがわかったので予定変更。
この博物館があるのはどじょうすくいの踊りと安来節の民謡で有名な安来にあるが、たたら製鉄が盛んな頃、出雲で作られた鉄は安来の港から北前船などで全国の金物製造産地に運ばれていた。
安来には鉄を扱う問屋街が形成されたが明治も半ばになると鉄の需要が増え、近代的製法による製鉄所が各地にできるようになる。量産の難しいたたら製鉄では太刀打ち出来るはずがなく、これを危惧した地元の有力者達が雲伯鉄鋼合資会社を設立して角炉や電気炉による製鉄事業を始め、幾多の変遷を経て現在は日立金属株式会社安来工場として継続されている。
和鋼博物館はこの安来工場に隣接してある。
館の前にはたたら製法でできた鉧塊が展示してある。安来工場ではたたら製鉄で培われた技術も継承しながら「ヤスキハガネ」と言う高級特殊鋼を生産しているそうだ。
館内にはたたら製鉄が始まった頃から現在までの製鉄の歴史がわかるように多くの展示物、資料がある。天秤鞴も大きな物が展示され、実際に自分で踏んで試してみることもできる。
ここには昨日駆け足で回った遺跡や資料館の殆どのことがわかる資料や展示があり、既に理解したことも多いのであまり時間もかからずにスムーズに回れた。
初日に来ていたら見学に相当時間を要したと思うが、やはり出雲の奥地の遺跡を回って更にここ和鋼博物館を見てよかったと思う。
現在でも奥出雲町の日刀保(日本美術刀剣保存協会)たたらでは毎年冬に3回操業しているそうだ。炉を作り、3昼夜木炭を燃やして砂鉄を投入してできた鉧塊から日本刀の材料となる玉鋼を取り出し、そしてそれを全国の刀匠に配布することが目的だ。
見学が可能なら是非一度見たいもんだが・・・。
どこに行っても展示物や資料に時間を忘れて目を凝らしてしまい予定時間を大幅に上回ってしまった。鉄の歴史博物館や絲原記念館なども見たかったが残念。
その晩は玉造温泉に泊まり、翌日、安来の和鋼博物館に行った。予定では初日に行くはずだったが水曜日で休館していることがわかったので予定変更。
この博物館があるのはどじょうすくいの踊りと安来節の民謡で有名な安来にあるが、たたら製鉄が盛んな頃、出雲で作られた鉄は安来の港から北前船などで全国の金物製造産地に運ばれていた。
安来には鉄を扱う問屋街が形成されたが明治も半ばになると鉄の需要が増え、近代的製法による製鉄所が各地にできるようになる。量産の難しいたたら製鉄では太刀打ち出来るはずがなく、これを危惧した地元の有力者達が雲伯鉄鋼合資会社を設立して角炉や電気炉による製鉄事業を始め、幾多の変遷を経て現在は日立金属株式会社安来工場として継続されている。
和鋼博物館はこの安来工場に隣接してある。
館の前にはたたら製法でできた鉧塊が展示してある。安来工場ではたたら製鉄で培われた技術も継承しながら「ヤスキハガネ」と言う高級特殊鋼を生産しているそうだ。
館内にはたたら製鉄が始まった頃から現在までの製鉄の歴史がわかるように多くの展示物、資料がある。天秤鞴も大きな物が展示され、実際に自分で踏んで試してみることもできる。
ここには昨日駆け足で回った遺跡や資料館の殆どのことがわかる資料や展示があり、既に理解したことも多いのであまり時間もかからずにスムーズに回れた。
初日に来ていたら見学に相当時間を要したと思うが、やはり出雲の奥地の遺跡を回って更にここ和鋼博物館を見てよかったと思う。
現在でも奥出雲町の日刀保(日本美術刀剣保存協会)たたらでは毎年冬に3回操業しているそうだ。炉を作り、3昼夜木炭を燃やして砂鉄を投入してできた鉧塊から日本刀の材料となる玉鋼を取り出し、そしてそれを全国の刀匠に配布することが目的だ。
見学が可能なら是非一度見たいもんだが・・・。