の~んびり タイランド 2

タイの風景、行事や趣味の陶磁器を写真を中心に気ままに紹介しています。

バン・ファイ・タラーイ・ラーン(クット・ワー) 3

2014年07月04日 | カーラシン

■午後2時3分、パレードがスタートしました。
先頭は主催者の「クット・ワー」自治区の横断幕からです。





続いて「クット・ワー(クッチナラーイ)」の学校です。
クット・ワー自治区と訳しましたが、正式には「テーサバーン・タンボン・クット・ワー」で「テーサバーン・タンボン」とは、人口が7000人以上、1万人未満で人口密度1500人/k㎡以上、年間1200万バーツ以上の収入があることなどの成立条件を満たした地方自治体です。
ただ参加している学生の人数を見ていると、ちょっと少ないように感じます。


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■第一番目のバン・ファイ地域、「クット・ワー・ムー・バーン・13」(第13集落)です。










パレードの主役は「パー・デーン ナーン・アイ(アイ姫)」です。
ラオ民話で、昔々、「ノーンハン」王国は8年8ヶ月に及ぶ旱魃に襲われていました。国王は雨を降らせるためにロケット花火の打上げを競わせ、勝利者には国土の半分と娘のアイ姫を与えることにしました。
競技は3日間行われ、「ムアン・スア」の「シアン・ヘイン」国王のロケット花火が一番高く上がりました。しかし、アイ姫が恋をしていた「パー・デーン」は打ち上げに失敗します。

妖精や女神より美しいアイ姫を見るため「パーヤ・ナーク」(ナーガ)王の王子「パー・ンキー」はロケット花火の競技場に通います。アイ姫を見た「パー・ンキー」は一目惚れをしました。
「パー・ンキー」はアイ姫の気を引くため、首に鈴をつけた白リスに変身して窓辺に近づきます。
しかし、彼は宮殿の兵士に毒矢で射られてしまいます。
「パー・ンキー」が変身した白リスは焼かれて8000人に食べられてしまいます。

息子の惨事を知った、「パーヤ・ナーク」(ナーガ)王は軍隊を出動し、肉を食べた8000人を殺害し、イサーンに大洪水を起こします。
「パー・デーン」は白い種馬「バック・サーム」にアイ姫を乗せ、増大する洪水から逃げます。
しかし、白リスの肉を食べていたアイ姫は「パーヤ・ナーク」王によって地中へ連れ去られてしまいます。

アイ姫を失った「パー・デーン」はやせ衰え、霊魂(ピー)となり幽霊(ピー)の兵を養い「パーヤ・ナーク」と対決します。

かってはラーンサーン王国とアユタヤの国境の村「ダーンサーイ」に「ピー・ター・コーン」というお化け(ピー)が主役の奇祭がありますが、ここに現れる「ピー」が「パー・デーン」の組織した幽霊軍団だとも言われています。









「プー・タイ・ブー・ハーン」と書かれたプラカードです。中部タイの人に意味を聞いても分かりませんでした。
【※後日「ボーラーン」(古い)と同意語だと分かりました。「プー・タイ族の伝統的様式」です。】





こちらは「プー・タイ・ボーラーン」のプラカードです。



中部タイのパレードでは先頭に見かける「バー・シー」を見かけません。

お寺参りと書かれています。





地方へ行くと、ボンネットトラックが現役で働いています。







ベテランの参加が多いパレードです。
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「ムー・9/プー・タイ族/タラーイ・ラン」の横断幕です。





この地域は綿織物が主体のようです。




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