湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ドビュッシー:間奏曲L.40

2019年02月15日 | ドビュッシー
クリスチャン・イヴァルディ、ノエル・リー(P)(arion,universal/warner)1990・CD

この小品、L.40にきてはじめてドビュッシーを聴いた思いがする。1880年代初期にわずかな期間をおいただけでいずれも音楽院時代の習作めいたものだが、素直に聴き心地がよく、それは新しい音楽を聴いているときのそれだ。ピアノの書法的にはすでにいろいろやっていたというドビュッシーがちゃんと音にしてきている、まだそれでも「小組曲以前」ではあるものの、リズミカルで軽くすっきりした作品は学校の試験のために書かれたとは思えない出来だ。演奏はこのコンビだけあってこういう曲では胸がすく。
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