湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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シャーウッド:序奏とアレグロ

2019年02月15日 | イギリス
ミトロプーロス指揮NYP(forgottenrecords)1957/5/5live

バルトークのような始まり方だがパーシー・シャーウッドは1939年に亡くなっており、むしろ呪術的な癖ある音律などブロッホ的、ところどころはウォルトンやコープランドの垢抜けた響きにも似ている。ドレスデンの作曲家だが後半生はロンドンで過ごし、ここではイギリスの作曲家ということにしておく。太鼓をドカンドカンして終わるなど、重心の低さにドイツ、さらに未整理感のある流れには戦前の古い音楽スタイルを想起させもするが、ミトロプーロスが要領よくやっているので古臭くは感じない。オケがアメリカオケということからひときわアメリカ・アカデミズムを思わせるところもあるのだろう。録音はモノラルでまずまず。
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