湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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マーラー:交響曲第5番

2006年04月05日 | マーラー
◎パレー指揮デトロイト交響楽団(VIBRATO:CD-R)1959/11/12LIVE

いやー、激しい。マルティノンみたいな起伏ではなく、真っ直ぐ力強い。気合いまくり。これも立派なマーラーだ。ミュンシュのマーラーなんかとは桁違いに上手い。ウォレンシュタインの芸風に近いかな。普通はトスカニーニに例えるんだろうけど、ああいうよそよそしさはない。生々しさを煽る録音操作のせいもあるけど。抜群のオケコントロール、力感溢れるアンサンブルの組み立てが素晴らしすぎる。直球勝負の演奏としては躁状態のシェルヒェンに精度を与えたくらい凄い。アダージエットはともかく(弦の歌い上げ方も凄いけど)ガチャガチャした機械的構造のえぐりかたは凄まじいので、未だちゃんとは書けません。何で5番しか残さなかったかなー?オケもマーラーの音になってるし。上手いなあ。終楽章で(たぶん)ちょっとカットしている。マーラーは長いくせに隙がないからカットが難しい。違和感が生じる。でも◎。終演後になぜブラヴォが出ないのか・・・デトロイトではこれが常識だったのか?終楽章の弦は物凄いです。印象批評ばんざい。
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