湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

ラヴェル:弦楽四重奏曲

2007年06月20日 | ラヴェル
○パレナン四重奏団(ensayo)

スペイン録音とされているもの。解釈的にはCD化されている録音と殆ど変わらない。ファーストのパレナンの技術に若干不安がある。精度と予定調和的なルバートの人工的なマッチングぶりを売りとした団体にしては、あれ?精度・・・という指の廻らなさが聞かれる箇所がある。全体のテンポの落ち着きぶりと、基本的にはメトロノーム的な流れが、技術的問題に起因するような気すらおぼえる。普通に美しい演奏ではあるし、先にのべたルバートが効果的な箇所もあるが、まあ、CDになってる音源で十分かも。録音はよい。エンサーヨからはドビュッシーとのカップリングのものやストラヴィンスキーの三つの小品なども出ていた。


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラヴェル:序奏とアレグロ | TOP | リャードフ:交響詩「キキモラ」 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ラヴェル