○アンゲルブレシュト指揮ORTF(STEF)CD
モノラルであるが50年代くらいのものと思われる。これがライヴか放送用録音かは不明だが、ノイズの程度から後者である可能性があると思う。ただ音像が安定せず最初はやや聴きづらい。オーソドックスな演奏で、拡散的ゆえに色彩的なリムスキーの書法(によるムソルグスキー作品編曲)の欠点をただ演奏の求心力で剛速球にするのではなく、ある程度拡散性を持たせたままにすることで派手さと立体的な書法の面白みを際立たせている。多少はラフであるが。わりと軽い、フランス伝統の禿山と言うべきかもしれない。フランス人に禿が多いと言っているわけではない。○。
モノラルであるが50年代くらいのものと思われる。これがライヴか放送用録音かは不明だが、ノイズの程度から後者である可能性があると思う。ただ音像が安定せず最初はやや聴きづらい。オーソドックスな演奏で、拡散的ゆえに色彩的なリムスキーの書法(によるムソルグスキー作品編曲)の欠点をただ演奏の求心力で剛速球にするのではなく、ある程度拡散性を持たせたままにすることで派手さと立体的な書法の面白みを際立たせている。多少はラフであるが。わりと軽い、フランス伝統の禿山と言うべきかもしれない。フランス人に禿が多いと言っているわけではない。○。