湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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2019/12/24日誌:昼の徘徊・ザ・東京温泉ウォーキンズ32(船堀駅→東京健康ランド→富士塚→乙女湯→あけぼの湯→鶴の湯→船堀駅)

2019年12月25日 | 東京温泉
船堀は温泉の集積地のように見えますがそもそも銭湯が多かったようです。江戸川区です。下町というくくりになるのでしょうが家が密集するところより工場や店が散在する、大田区によく似た川沿いのエリアですね。

ここにも黒湯があると前から聞いていました。ゆらんの東京編はかなり掲載数を絞っていますが、このエリアも取り上げられています。

もっとも黒湯、ないし写真が黒湯に見える「温泉銭湯」でも成分はほぼメタケイ酸。メタケイ酸だけでは無色透明になり黒湯ではないです。わずかに黒湯が入った褐色透明湯でも、肌触りはつるつるはしますが黒湯的な汚れるかんじは皆無。

まあでも・・・各湯はウォーキングコース組めないほど近接してるけど・・・確実な黒湯もからめて、4つ一気に入るという別の体力勝負なコースを行きました。一応地図も載せますが実際はぼーとしててもたどりつくくらいです。



東京健康ランドまねきの湯







駅前からまっすぐ。有名な東京の一大健康ランドで、その名前だけなら知っている古い人も多いはず。招き猫をマスコットにリニューアル。大漫画喫茶も人気。

無色透明のメタケイ酸泉、しかし濃度が40以上と濃いらしい(値の基準がわからず判断不能)肌への影響はしょうじき不明、しかし圧倒的な浴槽の数と広さは平日でも人がよく来るのもわかる。ぶっちゃけ温泉ランドとして平日価格も高いし、設備は鄙びてるところもある。ただバブル入のバイブラ湯(無感湯になっている、30度台で体に最も負担がない湯)と、檜風呂の炭酸泉(人工だと思われるがここは水溶度が高く肌に泡が付かないのが特徴)そして外湯のメタケイ酸露天風呂は圧倒的湯治感で、都心でここまで平面積を使っている所はないのでは。吹き出しが色づいており内湯より外湯がわずっかに黄がかって見える気もする。またいつも思うがメタケイ酸の温泉(冷泉)は特有の匂いがあるように思う。。

無感覚湯が圧倒的だった。ほぼ一日浸かってられる。彫刻風呂の変わり湯もよい。温泉としては黒湯の重炭酸ソーダ抜き、というところで、異様な加熱もなくこっちのが落ち着くきもします。























駅を超えて歩いていきます。貴重な1キロ以上のウォークなので公園とか寺とか一之江境川親水公園の水路とか・・・なかなか風情のある水路脇に力石を整然と並べた神社が。日清戦争直前に築かれた船堀富士塚があります。ちょっと荒れてますが、むしろ修復したのだろう。












































どんど焼きの準備かな。









乙女湯

このあたりで有名な黒湯。近年リニューアルしたようで好評のほどが地元の方による混み方にあらわれる。近辺に無い地域にとっては助かる施設だし(コインランドリー含め)ここは他にない、有料サウナ専用洗い場に化粧室があるのが不思議。黒湯は半露天風呂だが天井がとても高く、横に階段があって二階サウナもあるよう。ここのなんとなく南国ふうの構造と風呂桶の広さ清潔さはとても気に入りました。

20センチ以上のほぼ感触のない黒湯で、それでも床に茶色くしみる。少し熱め。屋内もリニューアルデザイナーズ銭湯とまではいかないが合理的でよくできている。

別の道を戻ります。すぐ着きます。














あけぼの湯

温泉。メタケイ酸だろう、まねきの湯もそうだが僅かに黄色みを帯びることもあるが、基本透明すぎるくらい透明。特有の匂いがある気がするのだが超能力かもしれない。細長いエリアの床面を覆い尽くす内湯浴槽をじゃばじゃば通って露天に行くという温泉ランドのような面白い趣向で、ここもレトロだがそうとう凝った設計だと思う。客も多いが広いし洗い場と浴槽が完全分離するなど変な場所取りが占拠しにくくもある。なんといっても露天風呂。四角く区切られた壺型露天風呂と思いきや、ちゃんと空が抜け、露天風呂らしい露天風呂になっている、これはいい!泉質もツルツルしてすぐ肌がビニールみたいになるやつ。人気も頷ける。温泉ランドとしての施設、食堂等完備。感じの良いお店。

最も有名なのが以下。ここをラストにするのは正解です。そして、もうへろへろでした。体力も水分も足りない・・・冒頭のまねきの湯のじつは南そばです。






鶴の湯

ここは各種ガイドにも載るのにナビタイムで出ないとか謎。やや小ぶりの宮造りの重厚な銭湯内装をこざっぱり洋風にリニューアルした折衷様式の建物。このあたりでも銭湯は激減中だそうで、貴重な存在になっているよう。地元だとは思うが多様な人で混む。













黒湯とされるものの透明褐色というやつで無味無臭。だが黒湯特有の染み入るかんじと、成分由来のツルツルはある。床にヌルヌルは少し残る。屋内は宮造りで洋風リニューアルだから、しっかり張った天井から広さが損なわれるか、露天風呂がびっくり。大きな長方形の青空がしっかり見える岩の露天風呂。一部模造岩でなく庭石で使われる柱状節理の石が立てられている。慎ましやかにクリスマスの飾りも。この露天風呂はいつまでいても飽きない。風が丁度良く、湯がほどよく(熱も含めて強い湯は長居ができない)

バイブラ湯のように長々とぼーっとした。案外出入りの激しい屋内より居やすいかもしれない。黒湯を味わうには屋内より外が良い。屋内は電気と激しいバブルと高温でなんだかわからない。。船堀ではナンバーワンであろうゆでした。






駅まではすぐです。




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