湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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マキューアン:弦楽四重奏曲第4番

2013年04月04日 | イギリス
○チリンギリアン四重奏団(chandos)CD

突飛な転調により常套的な表現を途中で捻じ曲げるといったマキューアンの個性が既に現れているが、基本中欧ふうの前衛傾向の強いながらロマンティックな内容もふくむ暗い音楽から抜け出せないまま楽曲は進み、、、しかし終楽章でいきなり民謡になる。これがマキューアンなのだろう。この終楽章の民謡編曲も一筋縄ではいかないアレンジが加えられてはいるが、楽天的すぎて1楽章がうそのようだ。晦渋で難しいがやりがいはありそうな曲で、もっと聴かれてもいいかもしれない。演奏は達者。○。

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