湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ジュリーニ死亡

2005年06月16日 | Weblog
最長老の指揮者が亡くなった、巨匠時代の。いや、巨匠の時代が終わり、その最後のひとりが亡くなったというべきなのか。90過ぎても現役というのは肉体の機能的な衰えの影響をプレイヤーほどシビアに受けない指揮者にあってはけして物凄く珍しいことではないが、ジュリーニは最後は引退してはいたけどギリギリまでしなやかで雄大な音楽のフォルムを崩さずに活躍しつづけていた。フォルムがどんどん崩れていってオケの技能に頼りまくりになるというのはKレンペラーAさひなの例を挙げるまでもなく長老によくあること。でもジュリーニは最後まで長老という言葉が似合わなかった。


かれの本業であるオペラの分野に疎いので間違っていたらすいません。体を壊していたのは知っていたので、ついにか、という感想だったのだが、ご冥福をお祈りいたします。
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