湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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たまの温泉銭湯〜大手町温泉(塩化物泉)

2021年04月09日 | 東京温泉
本格自然温泉というと黒湯を外して考える人もいるかもしれない。黒湯の効能はあまりはっきりしない。全国に湧くといわれるが、冷泉であること、多くはすぐ枯渇したり薄めてもたせていることも評価のわかれるところだ。成分的に温泉であるだけの透明な沸かし湯は正直気分の問題で、やっぱり硫黄泉や塩化物泉が身体に響きやすい温泉として好まれる。
でも都内って難しい。一部の温泉銭湯は硫黄泉が少し混ざるように言われているが、少し混ざる程度では期待に応えられない。塩化物泉はわりとある。1000メートル前後掘ると古代の海水と称する琥珀色の湯が出て、平和島のような潤沢なスパ設備が出来上がる。しかしこれがまた、微妙に都心から離れる。一番都心に近いのが平和島だろう。例外的に武蔵小山の清水湯の濁り塩化物泉があげられるが、ここも都心と言うには半端だし、銭湯価格なのは大いに魅力だが小規模なため混むことも多い。

チェーンのスパ施設には塩化物泉があるが、やっぱり都心ではないものが大半。下手すると1500メートルを超える掘削の難しさがあるかもしれない。千円オーバーなのも仕方ないところ。

それでも温泉らしい塩化物泉を、都心でひとっ風呂浴びて帰りたい、というときはここになる。高層ビルの地下、スポーツクラブの付帯設備の大手町温泉だ。以前一回だけ行って、ここにも書いたが、多少高くて手狭でも、交通がめんどくさくない。ほぼ地下鉄大手町駅にくっついています。

まずまずの広さの塩化物泉の浴槽2つ、熱湯と温湯、狭い水風呂にしっかりしたサウナ設備。ロウリュは中止中。スポーツクラブ(プールあり)なのでシャワー設備が別途多数あります。時間を外してもまったくの独占状態にはならないくらいに人がいます。ロッカーはいつも混むといったほうがいいくらい。スポーツクラブとしては小規模なんですが、場所の良さか昼間から人が絶えないです。1100円(タオル等なし)の立ち寄り湯が高いか安いか評価は人によるでしょうが、将門の首塚近くのこの土地に温泉が湧いていて、香る塩化物泉に身を浸せるというのは贅沢感があります。琥珀色ですが少し濁りがあるときも。循環だと思うので混んでたらどうなのかはわかりません。このてのスパの塩化物泉特有の香りは多分設備でつけてる匂いなんですかね。

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