○ガウク指揮ソヴィエト国立放送交響楽団(CCCP)SP
小盤一枚の単品ものでじつは曲がわかりません(汗)「バレエの情景」とかそのへんでしょう(いいかげん)オケがすこぶる調子がよく、木管など目の醒めるようなソロを吹ききっている。弦楽器は往年のロシアオケそのもののねっとりした音色でロマンを謳うがガウクはそこに雄渾なテンポの起伏や厳しいアンサンブルを要求し、しっかり引き締めている。弦楽器のワルツ主題の持っていきかたはいかにもガウクのロマンチシズムで、ゴロワノフの異様まではいかないがガウクらしいテンポ・ルバートがはっきりした構造の上に描き上げられ清清しくも感傷的なグラズノフの夢を見ることができる。西欧とロシアの響きの統合された上に描き上げられる夢幻的なワルツはこの作曲家の独壇場といっていいものだ。○。
小盤一枚の単品ものでじつは曲がわかりません(汗)「バレエの情景」とかそのへんでしょう(いいかげん)オケがすこぶる調子がよく、木管など目の醒めるようなソロを吹ききっている。弦楽器は往年のロシアオケそのもののねっとりした音色でロマンを謳うがガウクはそこに雄渾なテンポの起伏や厳しいアンサンブルを要求し、しっかり引き締めている。弦楽器のワルツ主題の持っていきかたはいかにもガウクのロマンチシズムで、ゴロワノフの異様まではいかないがガウクらしいテンポ・ルバートがはっきりした構造の上に描き上げられ清清しくも感傷的なグラズノフの夢を見ることができる。西欧とロシアの響きの統合された上に描き上げられる夢幻的なワルツはこの作曲家の独壇場といっていいものだ。○。