湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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☆マーラー:大地の歌よりⅡ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ

2017年01月28日 | マーラー
○フェリアー(Msp)パツァーク(T)ワルター指揮ウィーン・フィル(VPR)1949/8/21ザルツブルグ音楽祭live・CD

モーツァルトの40番と一緒に演奏された抜粋、即ち歌曲として演奏されたもの。だから録音も声だけが生々しくオケはやや音が遠くて悪い。若々しく張りのあるパツァークの声が素晴らしいし、インタビューも収録されているフェリアも闊達な歌と喋りでのちの不幸な死を微塵も感じさせない。まるで電話交換手のように闊達に喋る。歌を味わうものとして特筆できる、両者雄弁さを発揮した録音で、交響曲としては肝心の両端楽章が抜けているのだから土台評価できない。歌好きなら。依然溌剌としたワルターのライヴ芸風が楽しめる側面もあるが、とにかく時代がらまあまあの音質できける自主制作盤として、マニアなら。確かに交響曲じゃないものとしてワルターの大地の歌が聴けるというのは面白くはある。やはりベツモノなのだ、と各曲に明確な性格付けがなされ統一性を持たせようとしていないところに感じることが出来る。

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4 Comments

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大地の歌 (けん)
2007-02-15 22:03:45
マーラー初体験(演奏の)がこの曲だ。
本当に難しい曲だし、気持ち良く弾ける場所がなかった曲だなぁ。

しつこくVista。
IE7が諸悪の根源のようだ。
これがそこらじゅうにいたずらしているみたい。
で、ブラウザをFirefoxに変更したら多少解消した。
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マゼールが (岡林)
2007-02-15 23:02:30
「どう考えても管弦楽伴奏付歌曲集にすぎないでしょう」と断言していたのが可笑しかったですw器楽演奏側からするとソリストの歌唱の伴奏的な感覚しか残らない部分が多そうですね。表に出たと思ったら突然丸裸だし。弾きたいと思わないけど歌いたいことはあります・・・メゾソプラノの声域でさえあったならw

IE7のセキュリティホールはもうしょうがないか、と思って使ってます。というか、プライベートユースは殆ど携帯のフルブラウザなので・・・
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交換手 (サンセバスチャン)
2017-01-29 00:29:09
フェリアーは本当に電話交換手だったように記憶しています。 ちなみに私の母、叔母二人も交換手でした。看護婦と交換手は女性の代表的な職業だったのですね。
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Re:交換手 (r_o_k)
2017-01-29 08:39:59
交換手時代にスカウトされたという都市伝説があったようです、昔は比較的花形だったのに機械に取って代わられて、随分職にあぶれたようですね。。
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