湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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プロコフィエフ:バレエ音楽「道化師」~ダンス・フィナーレ

2005年07月07日 | プロコフィエフ
○クーセヴィツキー指揮ボストン交響楽団(RCA)1947/11/25LIVE・CD

クーセヴィツキーはロシア人指揮者らしくやはり表現が荒々しい。現代的なアンサンブルを聞きなれている向きにはばらけすぎ、あまりにアバウトに聞こえてしまうかもしれない。でも、一貫した強固な表現にはそれを補って余りあるものがある。粗さが気にならないのだ。聞かせどころのソロヴァイオリンなど非常に強い弾き方で、しかしだからゆえぎごちない感じもしなくもない。暴力的な推進力がとにかく聴きものだが、何しろこの指揮者の録音は音が悪すぎるので、実は精妙な音響感覚というものが耳を澄ませないと聞こえてこないのは痛いか。好きな演奏だが○に止まる。
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