湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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無性にベトを勉強したくなる

2008年04月03日 | Weblog
急に第九が弾きたくなったのである。基礎練嫌い初期ロマン派嫌いの私にとって鬼門と言って過言ではないベトに取り組むことで、また新しい世界が見えてくるのではないか?何より強制的に基礎練的な練習をおこなうことでグズグズのテンポ感とてきとうな音程感を正せるのではないか?後者は耳と楽器の問題があるのでびみょうだけど、地味で近所で堅いレパートリーをやっているところを探したら、ベトばかりやっているところをみつけた。どうしよう。

私信。第九の3楽章のバスのかんじんな2音って、わかりませんでした(*_*)ファーストの主題提示からクラやホルンの答唱をへて弦に回帰した主題の末尾くらいにチェロが八分でソファって動くとこじゃないですよね、これは冒頭主題をかなでる上3パートの末尾にある八分音符による音形の反復だし。。

ちなみにヴァイコンの版問題の話題、該当箇所(奏法指定)はともかく、たまたま一般書でみつけました。春秋社「ベートーヴェン研究」児島新でした。
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5 Comments

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音形の反復だし・・・ (けん)
2008-04-03 18:45:48
と後の人は普通に語ってしまう事がそれまでが普通じゃなかったってこった。
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Unknown (けん)
2008-04-03 18:55:13
バーンシュタインも言っているじゃん。
ベートーヴェンについて友人と語っているところでさ。
つまりそこにあるべき音を見つけ出す為に彼はものすごく苦労したってこった。
随分前の引越しの際に無くした「ベートーヴェン」と言う白い本、今探しているのだ。
いろんな人がベートーベンについて語っている本。
作曲家の本の中で唯一読みたい本。
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ここなんですか (管理人)
2008-04-03 19:03:09
主題を機械的に処理するんでなく音価やら厚さやらなんやら自由に変化させて込み入らせてしまうのがベトのイヤラシサのイメージですけど、こういう形はけっこうよく見られる、あからさまに注意すべき場所には見えますが、、、全曲演奏する流れでは要なのかなあ。ベト論はだいぶ前にヴァインガルトナーやらRVWやら読みましたが(後者はなかなか変)、根本的に余り共感なしにでしたから。。
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Unknown (けん)
2008-04-03 20:46:01
俺は訳ワカメの新作やらロマン派やらを弾いてばっかりだとどうしてもベートーヴェンを求めてしまう。
心の底からほっとする。
これでええじゃんと思う。
チェロにト音記号できーきー鳴らして何が面白いんだって思ってしまう。
ファーストポジションだけでこれだけの事ができるじゃんと思う。
ベートーヴェン以降の作曲家で必要だなぁと思う人は俺にとって一人もいない。チェロが一番美しく響く音域で生涯に渡って楽しめる楽曲を作曲してくれているのはバッハとベートーヴェンしか知らない。
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そういう練習がいちばん必要 (管理人)
2008-04-03 21:23:15
とはおもったのですが、いざ入団はあとあと方向性に違和感を感じたり単純な練習に飽きたときをかんがえると躊躇しだしました(*_*)

例の八分音符の箇所を意識した演奏を手元でさがしたんですが、いかにもワルターがニュアンスをつけそうに思ったものの、ヴァイオリンにかさなりヴィオラがベトお得意フーガふうに畳み掛ける部分は、リフレインというより滑らかな強奏で寧ろヴァイオリンを凌駕するボリュームですが、しばらくあいて旋律二部最後にチェロがついえたような2音のみを再現するところでは、注意深く遠く静かにリフレインとして表現してます。よく解釈しているかんじ。テンシュテットやクレンペラーは完璧に構造として整合させていて作為なく流れ、一パーツなりとも欠けたらアウトのやり方は個人的にはしっくりきました。フルヴェンは旋律こそ陶酔的で伸縮自在なのに音塊で流れていくので構造はみえず、ここは流れに任せており聞こえないくらいです。

ドボコンまったく弾けなくなってるorz
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