湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ミャスコフスキー:交響曲第16番

2014年02月12日 | ミャスコフスキー
○イワーノフ指揮ソヴィエト国立交響楽団(melodiya)LP

引き締まった指揮ぶりが曲の魅力を最大限引き出した佳演。行進曲ふうの出だしから引き込まれ、美麗な旋律、古典風のフレーズと半音階的な内声のおりなすミャスコフスキー特有の不協和な響きが新しいのに古いという独特の音楽に結実している。意図的に挿入される民謡旋律はいささか浮いてはいるが、イワーノフは上手にさばいてそう感じさせない。三楽章制の大曲ではあるが、マーラーを聴くようにすんなり聴けるので、ミャスコフスキー入門にもオススメ。○。
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