湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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シベリウス:交響曲第4番

2008年12月27日 | シベリウス
〇アンセルメ指揮ヘルシンキ市立管弦楽団(lanne:CD-R)1963live

オケは非常にしっかりしたものだが、アンセルメは壮大にやりすぎている感がある。遅いテンポだが音の芯が強く、繊細なこの曲を国民楽派的に扱い過ぎているようだ。特に速い楽章で顕著であり、終楽章は作為的な遅さと拡散的な音作りが気になって仕方ない。さりげない終わりかたをどうするか、という点においても、だらだら続けていきなり尻切れのような残念な印象が残った。この指揮者の鋭敏な耳と透明な音作りに期待して、さらにオケの性向にも期待していたが、共に半端だった。精度はあり、〇にはしておくが。
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