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湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

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ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番「アメリカ」

2017年07月24日 | Weblog
ロート四重奏団(COLUMBIA)SP

第三期メンバー(ロート、アンタール、モルナール、ショルツ)。フーガの技法など古典イメージがあったがこういうのもあるとは。調べるとフランクのピアノアンサンブルもこのメンバーだし今聴けるほとんどがこのメンバーなのではないか。まじめで落ち着いた演奏ぶりで、新世代の演奏スタイルを感じさせる。テンポが遅く揺れないが高潔に楽譜を護持するスタイルもこの時代(私の日本プレスは戦中くらいだろう)は、即物主義とも違って新鮮に受け取られたことだろう。ロートは出はオーストリアだと思ったが(ベルリンのち渡米した)フランス的なスタイル、音に聴こえるくらい軽く透明感がある。ファーストが突出する曲だけれどバランス的にあくまでアンサンブルとして整えられている。四楽章冒頭だけで盤返しという荒業と最後の方がやや音撚れする(盤面が凸凹してるのもある)のは残念。まあ、面白がって聴く演奏ではない。スタイル的に同じような団体は新しくいくらでもいる。
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