○ヴォデツコ指揮ワルシャワ・フィル交響楽団(ETERNA)
LPでモノラルのものを持っているが恐らく元はステレオ録音。演奏はアンチェルに似るか。引き締まった演奏振りにこの指揮者の厳しい統制が聞いて取れる。緩急をそれほどつけないが全般にテンションの高いところで演奏を続けており、激しく斬り込むような表現でこの緊張感を高めている。弛緩のシの字もないがかといって面白くない渋い演奏というわけでもなく、アンチェルまではいかないが、適度に楽曲の深刻さと娯楽性のバランスをとりつつ高尚さも保った佳演といっておこうか。聴きやすいが個性的ではない。
※2007/1/12の記事です
LPでモノラルのものを持っているが恐らく元はステレオ録音。演奏はアンチェルに似るか。引き締まった演奏振りにこの指揮者の厳しい統制が聞いて取れる。緩急をそれほどつけないが全般にテンションの高いところで演奏を続けており、激しく斬り込むような表現でこの緊張感を高めている。弛緩のシの字もないがかといって面白くない渋い演奏というわけでもなく、アンチェルまではいかないが、適度に楽曲の深刻さと娯楽性のバランスをとりつつ高尚さも保った佳演といっておこうか。聴きやすいが個性的ではない。
※2007/1/12の記事です