プリメイラ Honolulu

袰岩奈々のホノルル・カフェぶらぶら日記。
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夫曰く「無意識は仮説だからね」

2011-05-13 12:09:06 | 読んだ本
池田晶子著「魂とは何か」を読み読み中。

彼女の本では心理学はブが悪い。カウンセラーの評価も格段に悪い。
そんだもんで、ついつい、会って説明したくなる。

(返す返すも残念だ。このとき、会いたいと思ったら、
とにかく会う算段をつけなきゃいけないんだと学んだ。
あの世で会ったとしてもそんな面倒なことをしようとは思わないだろうし)

あんなに賢い彼女だから私が今更、なにをかイワンヤ、だとは思うのだけど、
まあ、自分のために、忘れないように書いておこう~。

多分、心理学は
「自分のことは一時棚上げにして」
いる。
こんな例えはナンだけど、イヌをじっくり見て、
「尻尾を振っているときは、どうも嬉しいらしい
と理解するようなかたちのアプローチ。
自分にしっぽがあろうと、無かろうと関係ない。
外側から内側を理解する枠組みをいろいろ、考えているのだと思う。

だから、例えば「無意識」があるかどうかはわからない。
だって、自分ではわからないものが無意識なのだから。
だけど、無意識なるものを仮定すると、
いろんな不可解な行動に説明がつく感じがする。
その仮説をいろんな人に当てはめてみるに、
結構、使い勝手がいいし、解説しやすいって感じで
広まってるんだと思う。
その考え方がツールとして「使えるかどうか」だから、
目に見えないとはいっても、形而上というときのイメージとは
違うものなんじゃないかって思うのだよね。

池田氏のアプローチは、あくまでも自分の内側から始まってるから、
そこいらへんで、
「何なの! 心理学って?」
っていう期待はずれ感があるのではないかなぁ。
心理学を専攻しようという若者も類似のがっかり感を味わうかも。

そして同様にカウンセリングの考え方も
「自分は一時棚上げにして」
よそ様のことを考える枠組みだから、自分のことを
考えるためには、カウンセリングの枠組みじゃない
ほうが適切なんじゃないかなぁー、というか
より適切な枠組みがあるんじゃないかなぁーと
思ったりしながら、ちびちび、読んでいるのでありまする。

久しぶりにipadから、投稿。なぜか、PCがネットに繋がらなくなりました