茶々日和~まったりしましょ~

愛犬茶々(Mダックス・メス)とのまったりした暮らしと、趣味の観劇記です。よろしくお願いします。

蛮幽鬼

2009-10-11 22:42:42 | 舞台・コンサート
多分、今年見た舞台の中で一番面白かったと思う。
上川隆也も堺雅人も、本当にすごかった。
堺雅人のサジも、上川隆也の土門も、それぞれの個性が活きていて、多分、あて書きなんだろうけど、的確な演技力も光ってすごく魅力的でした。
復讐の鬼を演じた上川隆也は、なぜか「SHIROH」の益田四郎を思い出させます。
神を説くところとか、復讐と愛に苦悩するところとか、衣装も何となく。
屈折していても悪に徹しきれない、そんな苦悩する役所をやらせたら、右に出る人はいないのではないのでしょうか?
曖昧な笑顔満載の堺雅人は、暗殺者を実に楽しそうに、しかも不気味に演じていて、本当にこわかった。
お笑い担当も、それぞれいい仕事をしていて、面白くて悲しくて、ジワジワ感動がこみ上げてくる舞台です。
「いのうえ歌舞伎」とはよく言ったものです。
3時間の舞台をちっとも長く感じなかったのは、お笑いと活劇とドラマが絶妙のバランスで融合しているからだと思うのですが、それを支える新感線の層の厚さもすごいかも。
橋本じゅんさんと高田聖子さんの怪演は今回もお見事!
効果音が大きすぎるかなあ、とちょっと気になりましたが、それで台詞が不明瞭になったわけではないから、まあいいか。
今日は大満足!の一日でした。
コメント    この記事についてブログを書く
« 二階のロビーに | トップ | ダイエット成功 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿