アートな気分

私の母は日本で陶芸家である。私は小さい時からそんな物作りにいそしむ母の後ろ姿を見て育ってきた。今となってなぜ私がアートの道に進み、ゼロから何かを生み出す事に喜びを感じるのかが分かる、、。

母は昔、紙粘土クラフトをしていた。子供だった私は、どんどん作られていく人形達や、きれいな花であしらわれたポプリケースなどを見ては、よく心をときめかせていた。

私の中で物作りという行為が自然に周りで行われるものとなり始めたのも、多分母のその常にある新しい物を作るという姿勢からだろう。そういう意味では、母は物作りの上での大先輩であり、師なのだ。私はたまにそんな母の下で生まれてよかったと思う。ある人は「私なんて絵の才能なんかないから描けない」というけど、私ははじめから才能など関係なく、素直に絵を思いつくままに描いてきた。それが自然な事だと思ってるから。

無から何か新しい物を作る事は楽しみである。母はそんな楽しみを自ずとなってしめしてくれてたから、今私も物作りを心から楽しめてるのかな、、、、。

何と言ってもこれまでで一番の母の創作品は、
私達二人姉妹を生んでくれたこと。