【ワシントン和田浩明】
頭部にトサカ状の部位がある約7200万年前の草食恐竜の化石がメキシコで発見され、復元図などが12日公表された。発掘した米国などの研究者らは、新種の恐竜で、海辺で植物などを食べて生活していたと推定している。
米西部ユタ州のユタ自然史博物館などによると、新種恐竜はアヒルのようなクチバシを持ち、体長は成体で10メートルを超えたと考えられる。化石が発見されたメキシコ北部はこの恐竜の生息当時は河口部で、周辺から貝の化石も見つかっている。
新種恐竜の化石を含む岩は95年に存在が知られていたが、発掘は米国、カナダ、メキシコの研究者らにより02年に本格的に開始された。
毎日新聞 2008年2月13日 東京夕刊
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