2009年6月25日 2時30分 更新:6月25日 2時30分
刑務所で満期を迎える前に仮釈放される受刑者の割合が08年、戦後最低の50.1%となったことが法務省の調べで分かった。満期出所者が仮釈放者を上回る勢いで、出所を待たずに死亡した受刑者を加えると、仮釈放の許可数を初めて上回った。仮釈放は、被害者感情を背景とした厳罰化の高まりを受け数年前から激減傾向で、厳罰化が仮釈放審理へ与える影響を鮮 . . . 本文を読む
◇弱さを力に変えたい 日本海に浮かぶ島根県の離島・隠岐の海士(あま)町にある県立隠岐島前(どうぜん)高校(石田和也校長、91人)に、親元を離れ、学び直しに取り組む少年がいる。和歌山出身の畑中晨吾さん(18)。大阪の有名進学校に通っていたが不登校になり、自宅に引きこもっていた。今は、ゆっくりと流れる島の時間と人のぬくもりに抱かれ、「家以外で初めて自分の居場所ができた」と語る。畑中さんの高校生活を追 . . . 本文を読む
■「専門」のあいまいさ悪用 派遣期限(3年)のない専門業務を就業条件にしながら、一般事務につかせる違法な派遣労働の実態が明らかになりつつある。このような専門業務を装う「業務偽装」は企業にとって、正社員にする義務はなく、低賃金のまま長期間雇え、いつでも解雇できる都合のよさがある。不況の中、切り捨てられた派遣労働者は私の取材に対し、「企業は身勝手すぎる」と重い口を開き始めた。
■無知につけこむ
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「経済財政改革の基本方針2009」(「骨太の方針09」)が23日決まった。最終段階まで持ち越された社会保障費の自然増の2200億円圧縮は、自民党のみならず野党内にも見直しを求める要求が強いことに配慮し、政府は撤回した。
社会保障費の自然増圧縮は「骨太の方針06」に盛り込まれた歳出・歳入一体改革において、象徴的な歳出削減策である。それが崩れたことは、経済財政改革が新段階に入ったことを意味し . . . 本文を読む
2009年6月24日 21時8分 更新:6月24日 21時58分
インターネットアンケートの主な回答
毎日新聞が裁判員制度開始から1カ月間、インターネットでアンケートを実施したところ、裁判員として「義務でも参加したくない」と答えた人が64%に上った。実際に裁判員候補者通知が届いた人でも6割が辞退希望を示した。導入で「刑事裁判が良くなる」と回答した人も3割にとどまり、制度に否定的な意 . . . 本文を読む