長岡京市に隣接する京都市西京区大原野地域には
歴史ある多くの神社仏閣があります。
その中から今回は十輪寺(じゅうりんじ)をご紹介したいと思います。
京の西山、小塩山の山腹にある善峰寺へ向かう途中に十輪寺はあります。
通称:なりひら寺ともいわれ、平安時代の歌人で「伊勢物語」の
主人公としても知られる在原業平(ありわらのなりひら)が
その晩年に隠棲したと伝えられるお寺です。
(業平の墓)
(塩竃の跡・・・地形は原形だが塩竃は復元)
境内裏山には、在原業平の墓と伝えられる小さな宝篋印塔があります。
また、境内奥の高台には業平が難波(大阪)から海水を運ばせて
塩を焼き、その風情を楽しんだという塩窯の跡が残っています。
「小塩」という地名は、この故事に由来しているということです。
(裏山から本堂を臨む)
かつての恋人だった二条后(藤原高子)が近くの大原野神社に
参詣した時に、業平はこの地で塩を焼いて紫の煙を立ち上らせ
思いを煙に託したともいわれています。
塩竃からあがる煙に当たることにより、良縁成就、心願成就、芸事上達に
ご利益があるといわれ、毎年11月23日には「塩竃清祭」が行われます。
~その2へ続く~
歴史ある多くの神社仏閣があります。
その中から今回は十輪寺(じゅうりんじ)をご紹介したいと思います。
京の西山、小塩山の山腹にある善峰寺へ向かう途中に十輪寺はあります。
通称:なりひら寺ともいわれ、平安時代の歌人で「伊勢物語」の
主人公としても知られる在原業平(ありわらのなりひら)が
その晩年に隠棲したと伝えられるお寺です。
(業平の墓)
(塩竃の跡・・・地形は原形だが塩竃は復元)
境内裏山には、在原業平の墓と伝えられる小さな宝篋印塔があります。
また、境内奥の高台には業平が難波(大阪)から海水を運ばせて
塩を焼き、その風情を楽しんだという塩窯の跡が残っています。
「小塩」という地名は、この故事に由来しているということです。
(裏山から本堂を臨む)
かつての恋人だった二条后(藤原高子)が近くの大原野神社に
参詣した時に、業平はこの地で塩を焼いて紫の煙を立ち上らせ
思いを煙に託したともいわれています。
塩竃からあがる煙に当たることにより、良縁成就、心願成就、芸事上達に
ご利益があるといわれ、毎年11月23日には「塩竃清祭」が行われます。
~その2へ続く~