長岡京市観光協会のブログ

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道真の月の和歌 ~長岡天満宮石碑~

2016年09月12日 | 長岡天満宮
今年の十五夜は15日(木)。

一年で一番、月が大きく美しく見えるときですね。

むかしから人々は秋の月の美しさに心を寄せ、

数多くの詩や歌が作られてきました。

天満宮の祭神・菅原道真にも月を詠んだ和歌があります。

「海ならずたたへる水の底までも清き心は月ぞ照らさむ」

長岡天満宮の境内には、この和歌の石碑があります。



海よりもさらに深く清水をたたえた水の底までも見えるような

澄みきった私の心底を、ただ月だけが照らしてくれるだろうという意味の和歌。

道真は告げ口によって太宰府へ左遷されたと言います。

この和歌は、我が心は潔白であるとの思いをこめて

京都からの道中で詠んだものとされています。

長岡天満宮では、18日(日)に名月祭があります。

美しい月を見ることができますように。