長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

~勝龍寺の観音様~

2015年08月23日 | 神社・仏閣


先日、勝龍寺で秘仏である十一面観音様の御開帳がありました。

境内は夏祭りの準備でしょうか、

庭木が綺麗に剪定され地元の方々で賑わっていました。


(境内で購入した写真です。)

何度拝見しても女神さまのような美しいお顔に引き込まれ、

涼しげな眼差しに、心がスゥーっと落ち着きます。

今にも前に歩き出される様です。

この菩薩は毘首羯摩(びすかつま)刻と伝えられていますが

毘首羯摩は実在の人物ではなく

仏教で工芸の神と言われている神仏です。

インドでは優填王(うでんのう)という方が

工芸の神である毘首羯摩天に頼んで

仏像を造立したものが、仏像のはじまりとされていますので

インド風の仏像や由緒が古い仏像は毘首羯摩作とされる様です。

 
(境内で購入した写真です。)

逗子内には本尊を護るかのように両脇に2体の観音様がおられます。

鎌倉時代の十一面観音と聖観音立像です。

こちらは13世紀初め頃の快慶の作風に似ているそうです。

逗子の中に三体の観音様がおられる姿を想像して下さい。

とても素晴らしいですよ。

次回の御開帳はガラシャ祭りの11月8日です。