長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

新緑と保存樹木をたずねて  その4

2012年06月30日 | 
次に光明寺に行きました。

光明寺は西山浄土宗の総本山で、建久9年(1198)法然上人の弟子、

熊谷次郎直実の開基とされています。法然上人が念仏の教えを最初に説いた、

「浄土門根元地」ともいわれています。

秋には境内の参道の両側にあるもみじが紅葉し、

もみじのトンネルを作り、全国からたくさんの参拝の方が来られます。



光明寺には4本の保存樹木と天然記念物に指定されている柏槇(びゃくしん)があります。


まずは保存樹木指定番号1号のケヤキの樹です。ケヤキは光明寺には2本あります。

⇊こちらのケヤキは総門を入ってすぐ右手の墓地へ向かう細道の右脇にあります。

少し木々の中を通ってからでないと、樹の根元には近寄れません。

樹高20m、幹まわり2.7mの立派な樹です。

 

木目が美しく堅いので、建築用材として古くから使われています。

樹の表面は下の写真のようになっていて、とても特徴的でした。

 

女人坂を上がって、御影堂の右にあるのがモミの樹ともう一本のケヤキの樹です。

指定番号6号のモミの樹です。クリスマスツリーに使われる樹です。

クリスマスキャロル「もみの木」の歌にもあるように、いつも緑の葉をたたえる常緑針葉樹です。

樹高20m、幹まわり2.9mです。樹高は40mにもなる樹もあるそうなので、

20mだとまだまだこれから‥ってところでしょうか



モミの樹の北側の斜面になったところに、もう一つの指定番号7号のケヤキの樹があります。

樹高20m、幹まわり2.3mです。



おまけ

保存樹木ではありませんが、この近くの勧化所横に菩提樹の樹があります。



菩提樹は釈迦がその下で「悟りを開いた」ということで知られ、

その由来から寺院の庭園などによく植えられています。

しかし釈迦が実際に悟りを開いたのは桑科で熱帯樹の「インド菩提樹」で、

今の「菩提樹」とは違います。この菩提樹はシナノキ科です。


新緑と保存樹木をたずねて その5へ続く…