長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

新緑と保存樹木をたずねて  その1

2012年06月09日 | 
5月26日(土)に長岡京市ふるさとガイドの会主催の社寺の名木を歩いて巡る

「歴史と伝承のふるさと探訪 新緑と保存樹木をたずねて」に参加してきました。

約40名の参加がありました。

長岡京市の保存樹木とは、長岡京市の緑を増やし守り続けることを目的に、

樹容が景観上特に優れている健全な樹木を長岡京市が指定し、

樹木の所有者の協力により維持管理続ける樹木のことで、今までに

18本指定され、現在14本あります。



ガイドの方から保存樹木について説明を受けます。

長岡天満宮・長岡公園には3本の保存樹木があります。

まずは長岡天満宮へ。




こちらが指定番号8号の無患子(むくろじ)の樹です。

樹齢約200年、樹高20m、幹周り3.2mあります。






(左が果皮が付いた種子、右が中の種子)

6月に花をつけ、秋に実がなります。実は緑から茶色に変わります。

外側の殻の中に黒い種子が1つあり、種子は羽根つきの羽根の球や数珠に

使われます。また、果皮にはサポニンを含み水に溶けると良く泡立つので、

昔は洗濯用の石鹸として使われていました。


次に無患子のすぐ後ろにある指定番号5号のイチョウの樹です。

こちらは樹高20m、幹周り2.2m。

秋には黄金色に色づき、錦景苑の紅葉の赤とのコントラストが綺麗です。






次に長岡公園にある指定番号9号のシイの樹です。

樹高20m、幹周り2.9mあり、こちらはずっしりした樹形です。

シイの実は生でも食べられるため、縄文時代には貴重な食料でした。

身近な里山の樹木として今でも親しまれています。

材は建材の他、しいたけ栽培用ホダ材として用いられます。








長岡公園を出て、走田神社へ竹林の間の道を進みます。

今年の新竹がすがすがしい青さで気持ちいいです。

おまけ


途中でアスファルトの間から生えてきた、ど根性タケノコを見つけました

注意:幹周りとは目の高さ(約1.3m)で測ったもの、樹齢・樹高は推定です。

新緑と保存樹木をたずねて・その2に続く・・・