長岡京市観光協会のブログ

長岡京市の出来事を紹介します。

新緑と保存樹木をたずねて  その2

2012年06月15日 | 
次に走田神社(はしりだじんじゃ)へ。

走田神社は昔の奥海印寺村と長法寺村両村の守り神で『延喜式』の神名帳に

記載されていた式内社です。『延喜式』は平安時代中期の法令集で、

これに記載されたということは、その頃からこの神社は格式が高かったことを

証明しています。




⇊こちらは勧請縄(かんじょうなわ)。毎年1月10日に氏子たちがあつまって、

太さ20cmほどのしめ縄を作り、参道の石段の中段に吊り下げます。

このしめ縄には12個の御幣(榊)が取り付けられています。

下から見て右から順に、1月から12月までを表し、その下がり方をみて

もともとは年間の気候や豊作を占っていたようですが、のちにその年の米の価格を

占うようになったそうです。



走田神社には保存樹木 指定番号14号のヤマモモの樹があります。

樹高12m、幹まわり1.9mです。





ヤマモモは雌雄異株の樹で6月に赤い実をつけます。



新緑と保存樹木をたずねて その3へ続く…