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ぽわわーん日記

京都・奈良へ

2005年06月05日 | 
週末、京都・奈良へ行ってきました。

お目当ては日記の「青い海原」で書いた通り
唐招提寺にある東山魁夷画伯のふすま絵。
年に3日間(6/5~7)だけ公開されます。
今朝見てきました。

本当にこころ落ち着く絵です。
海って何時間でも見ててあきませんよね?
アレと一緒。
自然の海とちがって動きも波の音もないはずなのに
それらをリアルに感じるような気がします。

真ん中のふすまが開かれていて奥に
鑑真和上坐像。
本当にやさしいお顔をされていました。
すべてを静かに聞いて受け入れてくれそうなお顔でした。

お恥ずかしいことに私は鑑真のことは日本人が唐に行き
勉強して教えを持ち帰ったのだと勘違いしていました。
そうではなく
「日本に仏法はあるが戒律がない。適当な戒師に来日していただきたい。」
という日本の切実な願いに応えて
「法のためには生命を惜しむべきではない」
と自ら渡航を決意されたそうです。
船の難破や漂流に遭うなど5度の渡航に失敗し、
その間に盲目になるなどあらゆる困難にも屈せず、6度目にやっと
平城京にたどりついたそうです。
鑑真は戒律だけでなく、薬品、仏像、仏具、技術者までもたらし
後世の日本文化に大きな影響を与えたそうです。


今日は唐招提寺の他、薬師寺と秋篠寺に行ってきました。

薬師寺には平山郁夫画伯の壁画がありました。
うーん・・・、ここになくてもいっかなー、なんてね。

秋篠寺。
ここは立原正秋の小説で読んで以来ずっと憧れていました。
伎芸天という女性の仏様がいらっしゃいます。
本当に色っぽい!!
目元も色っぽい、かしげた首の角度も、細い指のたおやかさも、
ふくよかなウエストも、女性から見ても色っぽい仏様。
私も伎芸天のポーズをマネなんてしてみちゃいました。ふふふ。
明日「連休明け、なんか変わったね。」
なんて言われちゃったりしてー。


京都の話はまた明日にでも。
え?波照間の旅行記は途中だったっけ?
・・・・・・・。
それも、またゆっくり。