つづき・・・・
後方にいた方も登ってきて、話をすると
山形県から登山にきた65歳の方です。
若いときから登山をしていたようですが、4年前の定年を機に
日本300名山の完登を目指し、全国津々浦々
山を登り歩いているそうで、すでに160座登頂したそうです!!
北海道からは、26座選出されているそうで、
今年から毎年5-6座登りに来る予定だそうです。
前日16日(月)は、石狩岳
14日(土)は、黒岳~中岳~裏旭キャンプ地でテント泊
15日(日)は、旭岳で日の出を拝み~北海岳~黒岳と連日登っているそうです。
黒岳はロープウェイとリフトがあり、手軽に登れ、
「すでに観光地化している俗な山なので、混んでいたでしょう?」と問うと・・・・・
苦笑いを浮かべ、「なので、登りも下りもロープウェイもリフトも乗らないで、
層雲峡から歩いた」との事。。。
リフトに乗っている人に、2-3回「あっ!歩いている人がいる」と指を指されたらしい
「男気のある人だなー」と、私も笑みがこぼれた。
明日18日(水)はテントを担いで、トムラウシに登ると言っていた。
さらに格好に驚いた!
町を歩いていてもおかしくない感じで、ズボンも普通のスラックスのように見えた。
ベルトは間違いなく、おじさんがよくしている牛革のベルトで
ズボンはメーカーロゴは、外側には見た範囲ではなかった。
半そでシャツの下も普通の綿製の肌着だった!!
綿製は吸湿性はいいが、汗などで濡れてもなかなか乾かない。
靴は革製の登山靴だった。
冬山は登らないらしいが、連日長時間登山して
「高山植物(花)には全く興味は無く、景色を見ながら登るのみ!」との事。
これは浪漫ですね!
さあ、下りていきましょう!
なかなかの高度感があります。
天狗岳への登り返し!
天狗岳をトラバースし・・・・
展望が常時開けており、景色が変わるので爽快です!
窪地を登り返し・・・・
振り返ると、存在感のあるニペソツ山が・・・・・
さすが本州からの登山者が、北海道の秀峰というだけに
鋭鋒が美しい山容です。
登りでは雲で隠れていた石狩連峰が、はっきり望めます!
表大雪(右から忠別岳~トムラウシ山までの稜線)
中央やや左の小天狗のピークまで登り返し、
右上へ向かって、尾根を下りて行きます。
中央奥に左にピリベツ岳と右に西クマネシリ岳の双耳峰
形からTits Mountainとも呼ばれているらしい・・・・
石狩連峰
左から川上岳~石狩岳~音更山~ユニ石狩岳
近いうちに行きたい山域です。
帰りの林道で、エゾライチョウが多々います。
国道に出るまでに、8羽はみました!
糠平温泉郷の中村屋で、汗を流していった。
糠平湖~然別湖は、エゾジカ密度が高いが
ぬかびら温泉郷スキー場の斜面では、歩きやすいためか
エゾジカを何頭も観察できた。
↑「るーるるー、るーるーるるー」と声を掛けながら歩み寄ったら
かなりの近距離でも、逃げなかったぜ!!
然別湖の看板左に天望山、看板右に白雲山
↑今回のトラック(クリックすると、拡大します)
GPSによると、今回の歩行距離は18.1kmでした。
距離はそれほどでもないですが、登り返しもあり
歩き応えがあり、満足度高し。
この日ニペソツ山に登ったのは、私と65歳の方の二人だけでした。
先日mottiさんが登った時は大変な数の登山者だったようですが、この時期平日とは言えたった二人きりとは驚きです。
天気も良かったようですし、ナキウサギ、エゾシカ、エゾライチョウ等に出会えて充実した登山でしたね。
これにヒグマにも出会えたら歓喜だったでしょうか。
石狩岳も良い山ですね。
久しぶりに登ってみたいです。
エゾライチョウも札幌近郊では、ほとんど見られなくなりましたが
大雪では手軽に見られて、嬉しいです。
つがいでいることが多いのも、かわいらしいです。
エゾオコジョは見られませんでしたが、岩の中央にしてある糞は多々みましたよ。
肉食なので、糞が柔らかいので踏みたくないですよね。
羆には会えませんでしたが、日高や知床で観察できるといいかな?