2012年8月28日
表大雪のトムラウシ山に行ってみた。
全道的に、厳しい残暑が続いているので
もう少し涼しくなってから、トムラウシ山に行こうかと思ったが
徐々に日出は遅く、日入は早くなってくるので、
予報は曇りだが、トムラウシに車を走らせた。
トムラウシ温泉東大雪荘からも登れるが、そこからさらにユートムラウシ林道を進み
大半の人が利用する短縮登山口から、スタートする。
広い駐車場には、すでに13台位車があり
さすが日本100名山に選出されているので、本州ナンバーの車も多い。
すでに5組も、出発しているようだ。
さすがに標高が高いので、涼しい気温のなか歩いていき
トムラウシ温泉からのコースと合流し・・・・
傾斜がついた単調な樹林帯を登りつめると・・・・
カムイ天上に着き、木々の間からうっすらとトムラウシ山が見える。
以前はカムイサンケナイ川沿いを通るルートだったが、
現在は立ち入り禁止になり、尾根を上がっていく新ルートとなっている。
新ルートはぬかるんだ泥道で、評判がよくないらしい。
中央右にトムラウシ山山頂が見えて来ました!
新ルートは尾根を上がり、コマドリ沢まで一気にジグザクと下ります。
これは帰りの登り返しが、嫌だね。
花が多いコマドリ沢沿いを、登っていく。
この辺りから日差しが厳しくなり、汗だくに・・・・
岩礫になり森林限界に達し、急に視界が開ける!
左手には、名も無き峰の緑が映える。
岩礫を登りきると、前トム平。
眼前にトムラウシ山山頂が、姿を現しました!
段々近づく山頂を眺めながら、ケルンがある台地を過ぎて・・・・
ドスーンと迫力ある山容が、眼の前に。。。。。。
まだ斜面には、雪渓が残っていますね。
一旦下って、トムラウシ公園に着く。
巨石や奇岩が緑の斜面に立ち並び、何ともいえない景観です。
東の南沼キャンプ地へ、トラバース気味に登っていき・・・・・
南沼キャンプ地から、大きな岩の積みかさなった山頂目指し
最後の急斜面を登り・・・・
岩をよじ登ると・・・・
やっと、トムラウシ山山頂に、到着!
大小の湖沼
トムラウシ山は双耳峰なので、火口底を挟んでもう一つの山頂!
手前に南沼、奥には十勝連峰が聳える。
生憎雲でかすみ、遠方ははっきりしない。
来し方を、眺める。
御鉢平方面!
此処から日本庭園~化雲岳へ行きたいところだが
日帰りでは厳しいな・・・・
此処から左端の旭岳や黒岳まで、縦走することができます。
写真の方は、東京から来た29歳の爽やかな好青年で、
1日目、黒岳~白雲岳避難小屋前テント泊
2日目、白雲岳避難小屋~ヒサゴ沼テント泊
今日3日目、ヒサゴ沼~トムラウシ山~ヒサゴ沼テント泊
明日4日目、ヒサゴ沼~天人峡に下山だそうです。
LCC(格安航空会社)で成田~旭川往復で、2万円ちょっとで来れるようです。
LCCが格安なので、北海道新幹線(札幌まで延伸)は
本当に必要?需要があるのか?
↑国(北海道)の予想推移は、どう考えても甘いような気が・・・・・・
利用客が、5倍に増加??
さあ、下りていきましょう!
トムラウシ公園の登り返し、ハアハア。。。
あれ?後方から一人来ますな。
前トム平からの下り、慎重に。。。。
コマドリ沢で、後方から来た方と話すと・・・・・
道南の八雲から来られた54歳の方ですが、
なんと私と同じ短縮登山口から登って、
日帰りでトムラウシ山~化雲岳まで行ってきたようです。
疲れた感じも無く、まったく・・・・
「どんだけ~~」という感じです。。。。。。
苗字も聞いたが、大分脳細胞が少なくなってきたようで
忘れてしまった。。。。
汗だくになったので、トムラウシ温泉東大雪荘にて
汗を流していった。
↑今回のトラック(クリックすると、拡大します)
GPSによると、今回の歩行距離は21.6kmでした。
トムラウシ山は、大雪山国立公園のほぼ中央に位置し
大雪山の主要な山々から眺められ、山容にも特徴があるので
今回登って満足、満足!