さてさて、ネタが前後いたしますが・・・とりあえず、きょうのことを。
先日のまとまった雨でなのか、
きれいでよどみのない川。(画像はアップ許可をいただいて載せています。)
夏の高くおいしげったガマも、流され倒れてすっきりした印象。
川岸にも、秋らしい紅葉の木が秋晴れの景色にとっても映えていました。
水温15度。余談ですが、うちのベランダ・みどり保育園のトロ舟も15度前後です。
まだ個体差はありますが、寒さに強い子なのか、毎日干しているような子もいます。
フィールドではどうでしょうか。
・・・カメちゃん捕獲もしなくちゃですが、まずゴミまみれです。。。
この日は大人4人参加ぶん、雨で上流から流されてきたゴミをたくさん集めることができました。
かめちゃんは、なかなかいません。どこにいるんだろう・・・?
場所を変えると、たくさんいて、「きょうは最初の2頭でおわりかしら・・・?」と
思わず思ったのですが、結果
こんなかんじで。みんな手さぐりで捕獲した子たちです。
わぁ~たくさん!!と喜んでいたのですが、「ここ1~2年はもう本当にイシガメが少なくなった」と
悲しそうにおっしゃられていました。
なぜ、この川ではイシガメちゃんが激減したのか。
ちなみに、この地での保護活動は10年以上・なんと毎月3回ものペースで現地で活動されていらっしゃいます。
日本全国での問題で、「人によるカメの乱獲」が大問題となっているようですが、ここでは細々と
暮らしてきたイシガメちゃんたち、乱獲されるほどもともと棲んではいなかったようです。
原因、なんだと思いますか・・・?
「環境」。ひとくちに環境・といっても、しろうとの私ではネットで得た知識の想像上でいうと
「護岸工事」などの人工的なことくらいが思いつくところでしょうか。
あと「遺棄されたアカミミちゃんの勢力の拡大」など。
前者の護岸に関しては、ここ1~2年の改修はなされていないそうです。
後者はこの川では、月3回活動時に、アカミミガメの防除も行っているので、統計上は
増えた数ぶんはアカミミガメが減っていることになり、アカミミガメが「増えて」
イシガメが「減少」した・ということにはならないそう。
原因は、なんと「木」。
木を、増水のたびにゴミがひっかかって見苦しい・と、伐採されてしまったのです。
木は水辺では、とてもかめや水辺の暮らしをする生物にとっては大切で、
なんとかこの都心部にある川で命をつないできたであろうイシガメたちは
え、この木を切っただけで・・・?としろうとなら思ってしまうような状況で
居場所がなくなり、ここにはもうほとんど壊滅的にいなくなってしまったのです。
そこで、これではいけない・と、数年この水辺で生活・活動されていらっしゃるほかの
地域の団体さま、お掃除ボランティアの皆様と会合など開いて、情報の共有や
木を残していただきたい・というお願いをされてきたそうです。
一見汚く見えるゴミのひっかかりも、そのゴミがもし下流の海まで流れ出たら
それこそ大問題なので、ここで回収できるということも大切・ということだそうです。
今はいろんな方々が連携して、この川を見守り・育てよう・という取り組みがなされて
行政の方の協力も得て、小学校の自然クラブなどともいっしょに活動されたりして
交流や知識を深めあっているそうです。
どこのイベントでもそうなのですが、子供や大学生などの年代の若い子たちの発想・
反応はとってもお勉強になり、そしてとっても刺激になり、新鮮で楽しめます。
・・・毎度、かめちゃんを探すのが調査なのですが、ゴミも拾います。
ちょっと人出もあったので、撮影時間をいただき。。
ここでみなさまに見ていただこう・と、自分の取ったごみ一部を広げてみました。
空き缶・おそうじワイパー・かさ・掲示板・電車の回数券・発砲トレイ・エアコンのフィン・
車の足元のマット・・・
陸地のごみとちがって、上流からポイすてされて流れてきたゴミは、すごい勢いで
水中で劣化・腐食(サビなど)し、ちょうどかめちゃんのすみかやもぐりたい場所に
おなじように入り込んでいたりしています。
そこへかめちゃんがくると。。。流されたり・落ちてきたり、とおったり。。
わかりますよね?さびてボロボロの缶は、見えにくいうえに切り口もするどくなって、凶器と化しています。
上に池があって、そこからせきに落ちてヒビわれている甲羅の子もいますし
昔の古傷でしょうか、なにかに捕食されたのか甲羅が欠けていたり、手足がなかったり。
なので、この川の子たちはケガをしている子がほぼ無傷な印象の池の子に比べ・本当に多いです。
でも、、本当に元気にけなげに・たくましく生きています。
そんなかめちゃんを傷つけてしまわないよう・とせっせとごみを拾います。
(正直ここではなんでもそろう!?というくらい、いくらでもいろんなゴミが
流れてきます。。)
こう書くとつい深刻になりますが、実際は、とってもほがらか~できさくで
明るい方ばかりで、ずぅ~~と笑いながら楽しく活動させていただいています^^。
調査は、計測・記録なのですが、ノギスで測って・重さをはかって記録する・という
かめちゃん飼育者さんなら毎度おなじみの行程なので、とってもカンタン☆
いつでも、だれでも参加できます^^。
夏はもう胴長であせだく・へっとへと~、ですが、これからはとっても過ごしやすく
かめちゃんを探しやすく、調査は楽しいシーズン♪だそうですので、誘ってくれていいよ~・と
おっしゃていただいていますので、よかったら関西・大阪方面で「一度見学だけ・・」などでも
参加されたい方は、お気軽に。
(とりあえず、興味あるんですが・・などの質問でも。コメント欄は非公開です。
←サイドバーからのメッセージからでもどうぞ♪)
きょうは参加者平均50ン歳・みたいなことに。老若男女・ウェルカムだそうです
(本音は、若いキミの力が必要だ~!??)
あ加古川・明石方面も秋はまだまだイベント目白押しですよ。
胴長は、サイズがあれば貸出しもできるそうです。川に・池にじゃんぶとはいってみたら
かめちゃんの気持ちがわかることうけあいです
おまけのかめむしくん。
おまけの帰りの夕日。この自然に感謝。そして住まわせていただいてることに感謝。
・・・人は、もうすこし恩恵を壊してばかりいないで、謙虚に住まわせていただくべきなのでしょうね・と
ふと思いました。
秋に、自然からの恵み、何か感じましたか?みっつ あげるとしたら・・・?
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きょうは干してた。
おかえり~。
わがむすめの 干しむかえに ほっと なごみ、幸せをまたかんじる おかぁちゃん(飼い主)であります^^。