かめさんの輪(かめりん)♪

カメ好きです。活動している方をお手伝いしたり、学んだ情報を共有しています。どのカメさんもしあわせにと願っています。

♪2022年 イベント告知♪(カメさんの生体は、ぜひ国内ブリード個体、または里親募集サイトで計画的に・・・☆)

○国内ブリード個体・グッズ(爬虫類メイン)販売イベント 眺めるだけでも楽しい♪ 
○ぶりくら市
○2023年11月5日(日)場所/神戸サンボーホール1F,2F ※2023年はとんぶり市が先です
○とんぶり市 
2022年10月1日(日)場所/ 東京都立産業貿易センター浜松町館 4F5F
【終了しました】◎カメ DE Show!in NAGOYA (KDS名古屋)
日時 2022年3月19日(土) 10:00〜16:00
場所 名古屋市千種区吹上2-6-3 吹上ホール    
第2ファッション展示場
交通 名古屋駅より地下鉄桜通線 吹上駅下車

【終了しました】○第9回 淡水ガメ情報交換会 飼育者さんも楽しく学べる♪
2023年3月(土)(日)※ 調整中





◎カメグッズオンリーのイベント/カメ DE  Show!2020(本家KDS)
2020年11月29日(日) 浅草橋東商卸センター【中止】

『ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)はふつうに飼育、譲渡できます。』

~ご家庭や職場、学校などでミドリガメを飼育されていらっしゃる方へ~
2013年9月、環境省がミドリガメの「特定外来生物」指定を段階的に「検討」する・と発表しました。
「これまでどおりミドリガメが飼えなくなる」と誤解された方もいらしたようですが、

○「指定ではなく法改正の予定で、2023年6月に閣議決定されました」

○「今までどおり飼育できます」
(捨てたりせず、飼育ができなくなれば次の飼い主さんをさがす。)

○「飼育を続けること、譲渡に届出などは不要です」
「販売は禁止されます」
ニュースだけを見て、どうしていいのか不安に思われている飼い主さんも多いと思いますが、
かめはとても頭のよい生き物です。捨てられた悲しみを味わわせるのは、あまりにつらいことです。

飼育を始める前に数十年お世話ができるのか、よく相談 考えて お迎えしたら生涯大切に飼育してあげてください。よろしくお願いします。


2014年1月12日 「クサガメ・のんちゃん♪と暮らす。」 ~管理人ぽちこ
追記・編集:2023.2.1
https://www.youtube.com/watch?v=jSL4ju7Ab18
https://www.youtube.com/watch?v=OT7CdGIpbUA&list=PL9Gx55DGS7x7WRm1bYEINRfnrhRaVlRnn&index=16
↑環境省さん企画のWowキツネザルさんの動画です。法改正についてお話されています。

ハナガメも特定外来生物指定へ~継続して飼育できます、捨てないで(PEACE活動報告blogより)

2016-01-30 01:53:23 | 告知~
ハナガメも特定外来生物指定へ~継続して飼育できます、捨てないで

リンク先  http://animals-peace.net/wildlife/non-native/mauremys-sinensis.html

今回の記事はblogですので、全文はコピーせずにリンク先だけ貼りつけておきますね。


************
(↓一部コピー引用)

今後、3月に専門家会合(全体会合)で検討され、7月には指定(閣議決定)というスケジュールが予定されています。

施行は、その1~2カ月後とのことで、飼育中の人は継続してペットとして飼育できますが、許可手続きは施行後半年以内にする必要があるとのこと。どうやって周知するのかの検討が今後の課題として残りました。

ハナガメを飼育している方が周囲にいたら、このことを教えてあげてください。

(↑引用以上)

*************


7/31追記:環境省のHPでも掲載がないのに、拡散している方がいたので記事に
してしまいましたが、どうやらいろいろと決めごとをしてからゆるやかな発表にして
遺棄する個体などを防ぎたかったそうです(うわさによると)。
うまく緩和策がまとまり、ハナガメちゃんも飼い主さまも幸せに暮らせるよう祈っています。
閣議決定されたり更新情報があれば、またお伝えしようと思います。

*****

・・・「要注意外来生物」にも挙げられてきていたとはいえ、急な決定に
驚いています。。
ハナガメさんにとって、飼い主さんにとって不幸なことにならないよう
祈ります。
そして、カメさんはかわいいけれど、長生きですよ・・・!(ミズガメで30~60年)
丈夫なイメージですが、年を重ねるにつれ病気にもなりやすいようですし、多頭
飼育は「全員元気でいてくれる」前提で成り立っている、と個人的には
思います。(もちろん飼い主が元気なのは大前提・・)
飼育する際はどうぞ、計画的に。。
(計画していないことも当然起きますので、個人的に単頭飼育がオススメ・・・)
昨今の爬虫類ブームが、今後心配です。。

う~ん。。犬猫ちゃんのように、里親さがし、って発想も必要。。ですが
カメ類の生体販売についてもこの記事を見ていて、もう考えないとな(規制や制限)~な時期、時代では・・・?と
思うのは、私だけ・・・・?
(かめさん関連のボランティアでお手伝いするなら、いくら増えても平和!?なカメグッズイベントの
応援しよっかしら・・・^^;)
かめさんグッズを作家さんが製作してくださることは、かめ好きにとっては本当にありがた~い
なくてはならないこと、ですよね?
グッズの販売なら、ひたすら楽しいんですけどね。(作家さんは大変)

ともかく、個人的には今年はみどり保育園の里親さま探しをメインに、(といってもオンシーズンって
冬眠明けの食しだして安定してから、の5月中旬~せいぜい10月中旬。
いま現在のあずかり頭数からしても、心情的にも正直ハード。。です。)
ブログ活動は今年はほとんどおやすみさせていただく覚悟でいます、が、
ともかくせいいっぱいがんばらせていただきます。)

今月はあと一回、川の活動と救出作業(先日は、ぎりぎり大寒波前に救出できた
ミナミイシガメちゃんをうちでも2頭あずかってきました。やっときょうは
いいうんちをしてくれて、ほっとしています。まだ油断せずにしっかり
お世話をがんばります。)に行ってくる予定です。

川に関しては、正直これからが(精神的に)タフな作業になってくることと思います。
めったに更新できませんが、記事にぽちしていただき、本当ににありがとうございます。
みなさま、みなかめちゃん、そして池や川の子たちがどうぞ毎日平穏で幸せに暮らせますよう
無事冬越しできますよう、心から祈っています。
そして旅立ってしまった子も、どうぞ安らかに。。

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↑↑あかるいニュースが少ないですが、それでも元気になってくれた子もいますので。

いつもお読み、応援いただき、本当にありがとうございます。シェアぽちに感謝です

規制で放棄?準絶滅危惧種「イシガメ」大量保護~読売新聞~

2016-01-26 20:43:47 | 告知~
ご無沙汰しております。先日の大阪の川での業者によるとみられる
イシガメの大量遺棄事件を読売新聞でとりあげてくださっているので
ここでシェアさせていただきます。

『規制で放棄?準絶滅危惧種「イシガメ」大量保護』 ←記事リンク

(以下全文コピー)

2016年01月26日 11時06分

 日本固有種で準絶滅危惧種のニホンイシガメが、大阪府茨木市内を流れる淀川水系の大正川で大量に見つかり、自然環境団体に保護されていたことがわかった。




 中国などではペットや健康食品の材料として人気だったが、昨年末に国が輸出規制に乗り出し、抱えきれなくなった業者などが手放したとみられる。病気やけがを負ったままのカメも多く、保護した団体からは「あまりにも身勝手な行為」との批判が出ている。

 「出所不明」のイシガメを発見したのは、堺市中区を拠点に活動する「和亀保護の会」(西堀智子代表)。

 同会は大正川に生息するイシガメに、個体認識用のタグ(標識)を付け、保護活動に取り組んでいるが、昨年末の調査で、タグのないイシガメが約140匹見つかった。

 保護されたカメは、皮膚病を患ったり、すり傷や甲羅のひび割れなどを負ったりしたものも多く、同会では治療や飼育環境、他のカメへの伝染防止を考慮し、100匹以上を姫路市立水族館(兵庫県)などに預けたが、死んでしまったカメも多いという。

 大正川でも普段、なかなか見られないイシガメが突然、多数見つかった原因として、その生態に詳しい京都府保健環境研究所の獣医師多田哲子さんは「イシガメを輸出用に飼っていた専門業者が抱えきれず、投棄したのではないか」と推測する。

 イシガメは国内に約98万匹生息。外来種のカメに脅かされて生育環境が悪化し、環境省は準絶滅危惧種に指定している。

 一方、中国などでは、健康食品の原料や日本産の希少ペットとして人気が高まっており、環境省によると、2013年8月から15年9月までの間に約2万8000匹が海外に輸出された。

 環境省では、こうした需要の高まりに伴うイシガメの絶滅を防ごうと、体長に関係なく、申請さえあれば許可していた輸出について、昨年12月から、甲羅の長さが8センチ以上のイシガメについては輸出を禁止。輸出用にイシガメを大量に飼っていた業者が処理に困り、川に捨てた可能性が高いというわけだ。

 一部の業者の飼育環境は、動物を衣装ケースなどに多数詰め込むなど劣悪で、動物が病気を持ったり、体に傷を負ったりすることもあり、今回見つかったイシガメの状況はこうした飼育環境と符合しているという。

 和亀保護の会の西堀代表は、「売り物として価値がなくなれば簡単に捨ててしまう。あまりのモラルのなさが許せない」と憤る。(南省至)

2016年01月26日 11時06分 Copyright © The Yomiuri Shimbun


**********
(記事おわり)


※遺棄事件とその保護に関する川の活動のようすは、このひとつ前の記事にアップしています


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↑↑生き残ったかめさんも、もうおうち(故郷の河川)には帰れません・・・
二度と起きてほしくない事件。そして、イシガメをほしがるとこうなる・・・という
こともあるのだと。。

ニホンイシガメを「欲しがらない」勇気を。~大量遺棄事件より~

2016-01-09 21:28:54 | 知ってみよう。
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新年あけましておめでとうございます。ごぶさたしております。
PCが完全に壊れてしまった、と思ったら、とりあえずマウスを借りてつけると
ちょっとは固まりつつも使えるので、ちょっと(心の)リハビリがてら更新させて
いただき、また事実の情報を共有させていただこうと思いますので、
よろしければどうぞおつきあいのほど。。

ちなみに、今回はいつになく深刻な内容です。
読みたくない(読めそうにない)方は、どうぞご無理なさらず。
毎度つたないですが、一生懸命書いてみます。
個人の雑感を多く含みますので、読み流して(とばして)いただきつつ。。
(「つぶやき」リハビリ、ですので、ポツリポツリした表現で書かせていただきますね)


              

お知らせ
昨年募集された「ニホンイシガメの輸出」に関するパブコメ結果は、2015年12月3日に
公開、施行され、現在甲長8cm以下の個体のみの輸出に制限、許可されています。

ニホンイシガメの輸出に係る助言の実施方針について」 ←環境省HPリンク


きょうは、大阪のいつものフィールドで、いつも懇意にしていただいているかめさんの
団体と、同じ川で自然保護活動をされていらっしゃる団体の方との合同活動、ということで
おじゃましてきました。



SNSの拡散でご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、年末の(おそらく大阪のハチュイベント
「ブラックアウト」終了後)いつものフィールド活動の川に、あちこちの
フィールドから乱獲され、イベントをたらいまわしにされた揚句(推測)川に
「遺棄」しかも「大量遺棄」されたニホンイシガメ(以下イシガメ)たちがいたのです。
その数100頭以上。すごく立派なサイズの女子や、まだ甲長8cmを超えたばかりくらいのちいさな子が。

遺棄した業者は、この川をイシガメを保護している川と知ってあえて
「捨てた」のだと思う、といいます。
遺棄には、見つかった個体サイズ的にもおそらくこのたび施行された輸出制限もかかわっている、とのこと。
おそらく状況から、ろくな環境で「保管」されず、飲み水もごはんもあたえられず、
暖房のきいた乾燥したイベント会場から真冬の川に遺棄されたイシガメたちの
絶望。。

一頭でも救いたい、と川に入るも、すでに絶命している、たくさんのイシガメ。

最初は生きていた子も、昨日の時点で24頭亡くなったそうです。
私はイシガメの、しかも弱った子の対処はとてもできないので、あずからずに
「ただ今回のことで一頭でも救いたい」一心で、微力なお手伝いに(12月と昨日)
行きましたが、いっしょに捕獲作業をしてた方は、目の前にいる弱り切って
ぎりぎり動いている子を「つらくて見ていられない」と。

そして、その子たちを連れて帰り、助けたいのに動かなくなる子たちを
看取る会の方や、今回保護して手厚くお世話くださっている研究所の方の
絶望を思うと、私の思考は固まるのです。

そして、ニホンイシガメを飼育しているかめともさんや、会のベテランさん、
ブリーダーさんのお話をきくだに日々「やっぱりニホンイシガメの飼育は本当に
難しい」と感じます。

ぶりくらHPにもありますが、ほとんどのカメたちは「消費」されている。
捕獲されたものを買ってきて、飼育し、一頭、一代限りの命を終える。

もちろん、家族としてお迎えし、その命はかけがえのない存在であったりはするけれど
けっきょくヒトは自然界から自分のエゴで「この子を自分のものにしたい」と思い
迎え、そして消費しているのだと思うのです。


昨年は、とある地元団体での活動(見学)時、かめわなで事故があり、カメが調査のために命をおとしてしまう事件がありました。
救えなかった悲しみと、「だいじょうぶ」「仕方ない」との生き物好きの、大先輩の
あまりの価値観のちがいに絶望し、今後参加してお手伝いしたい、という力が出なくなってしまった。

地元のお寺の池に居た、イシガメたちだけが誰かによってさらわれてしまった。

地元の川にいた、希少なイシガメがとうとう姿を消してしまった。

イシガメを乱獲し、販売することには断固反対。だけど「割り切れ」と保護するサイドの
とてもお世話になっている尊敬する先輩に言われ、なぜ?とショックを受けた。
(その方には今でもとても感謝、尊敬しているし、価値観のレベルは人それぞれである、という
ことは「動物愛護」の観点からも言われていてふつうのことなのですが)

いくら「保護」してもそのためにつらい「ミドリガメ」に負担を強いるようなお手伝いを
しても、なくならない「乱獲」。そして無駄に多すぎる「販売・展示(野性個体)」。

・・そりゃそう、世の中はそれが「あたり前」。これが「大人の事情」。

・・・



「仕方ない」?「あきらめる」?

「あきらめたほうが、楽」?


爬虫類が好きな方は、イベントでかわいくって珍しいような生き物を見たくて
足を運び、入場料を払い、そこで生体を購入したりもする。

生き物を愛でることは悪くなく、情操教育や、「生き物を大切と思う気持ち」には
必要不可欠に思うし、実感している。個人的にはまちがいなく「カメ=(イコール)人生」。

けど、だからといって、野生動物を切り売りし続けていい、とは全く思わない。


たとえ、イシガメちゃんが「うるうるした目で」見つめてきても、「買ってはいけない」。
(この夏、私はとあるイベントでとても愛らしいフィールド出身の立派な販売個体の女子と目があい、心を射抜かれたのを
いまだに忘れられないでいます)
もちろん、その子がフィールド出身で、その子を私が「購入」することによって
救えるどころか、第二、第三の「犠牲イシガメ」を出してはいけないから。


このたびの件で、川から生還して保護された子たちは、収容後異常なまでにミズカビを発症し
(免疫が弱っていたり、病原菌を捕菌していると思われるような子もいたそう)
むくんで、亡くなるような子たちがたくさんいたそうです。

そして先日、フィールド調査で、もともとその川で越冬してる子たちが、なぜか
目のまわりなどひどくミズカビに侵されているような状態でたくさん見つかったそう。
(ふだんはみんなきれいです。ちなみにきょうの活動時見つかった子たちはきれいでした)

動植物は、学名上は同じ名前で、見た目も同じでも、その土地土地で独自の進化(?)特徴を
持って生息しているので、「A県で絶滅しそうだからB県の子たちを繁殖させて、放流しよう」はNG。
(おとなりの市から、などはよくあるみたいですが)

今回も、大阪の川に、いろんな日本各地のイシガメを放流(遺棄)することは
まず遺伝子汚染の問題と、そして状態のよくない個体からの病原菌への感染などの観点から
深刻な問題が。

10年以上日々活動し、保護してきた川にとって、遺棄した本人は「よかれ」と思った(?)
ことが、結果このようなことになります。。

正直、せめて容れものごと川のそばに遺棄してくれれば、保護して済んだのに。。と思います。
(一方で、橋の上からほうりおとした、でなくって本当によかった、と思います)
その前に販売者としてヒトとしての本来のありようは言うまでもなく。。ですが。。
第一種動物取扱業の取得条件が甘すぎる、という部分も個人的にはどうなんだろう、と
思ったり。
書いていいのか。。「取得できる要件」との内容に穴があるのだそうです。
せめて全員筆記試験に合格することは必須にしていただきたいと思いました。

ミナミイシガメ(おそらくB品←表現はよくないですが、、と弱っていた個体など)も
数頭見つかり。この子たちは寒さにやられていたようでした。

会の方の活動で最初に遺棄されたイシガメたちを保護したのが12月10日。私も参加したのが
17日で2回目に活動日。
地元の方の目撃談で、10日の日よりも2週間くらい前におそらく事件は起こっていただろう、ということでした。

こういう事件は、(カメの遺棄は「犯罪」と断定するような法律には残念ながらなっていないのですが)
今回のこのあまりな内容は、充分犯罪と思われます。ちなみに愛玩動物飼養管理士の試験で
も勉強する内容で、動物愛護法にありますが、飼育動物にきちんとえさや水を与えないことは犯罪で、法的にも
罰せられます。)
おそらく「氷山の一角」であり、たくさんの罪なき野生動物、とりわけカメ好きには
心が痛み、血のにじむような心持ちになるイシガメに対する所業と思われ。。

環境省には、複数報告、警鐘を訴えてくださっているそうで、文章にして提出もしてくださっているそうです。

保護して助かった子たちは、ほとんど水族館でひきとっていただき、余生を送ってもらうことになっているそうです。(姫路水族館で会えます)

今は塩水浴などさせていただいていたり、それぞれ適切な対応をしてくださっているそうです。

せめて劣悪な環境で生き延びた子たちに、穏やかな余生を送ってもらえるようにと願ってやみません。


野外個体を「買わない」選択を。それが当たり前の世の中になるよう。
少なくとも、爬虫類好きならば。。
(※飼育されている方を責める意味で書いているのではないのでご了承ください。)



まだ、記事を書く気分にはなれないかもしれない。
きょう川の活動で「最近、カメの亡くなることに触れすぎて、記事を書けなくて」と
つぶやいたら、
「(このたびの川の)報告書いてたら、またハラたってきてなぁ~」と
おっしゃっていた、川の大先輩(NPO)の代表さまの言葉になんだかはげまされ、
(ハラがたつ、でもなんでも、ただ動くための原動力になればそれでもいい)
と思いました。
そんな言葉にちょっと背中をおしていただき、「ああ、やっぱり人に力を
いただくってことは本当にありがたいことだなぁ」なんて思いつつ帰って
着替えもせすにPCに向かってる次第であります。

私は冷静な判断を失う性質なので、書いている今は自分は怒りにまかせては書いていない、
おちついてから書いている、と思っていますが。。

(もちろん、川ではめっちゃ怒ってましたよ~。。)どうまとめていいのやら、どこまで書くべきなのか
このひと月弱、悩んでいました。でもぜったい知っておいていただきたかったので、
ここで書くことは決めていました。けれど、どうしても書けませんでした。

きょうも、救出する気マンマンで行ったのですが。。

個人のご報告ですが残念ながら、ミナミイシちゃんのすでに分解しはじめてるような子しか
救えませんでした。
あ。。でも、今思えば、甲羅はバラバラでしたが、四肢はきれいだったので
甲羅部分が割れてしまってから遺棄された個体だったのか。。
それでも自力で岸辺にいたのか。。と思うと。。やりきれません。


本来は冬眠する時期なのに、浅瀬や陸場にいるような子がたくさんいました。
越冬する元気がないから。。


あとは周囲のゴミ拾いと、少しでも越冬しやすいようにとカメさんが好きそうな
場所の、じゃまそうな石をちょっとどけてみつつ。

きょうはその川の子であるクサガメを2頭だけ見つけて、調査して終了しました。
全体で見ても、きょうはカメさんは少なかったです。暖かいので
寝にくい(冬眠)かと思いますが、みんなプニ(後肢の付け根のお肉)のあるような元気な子が多くて
ほっとしました。

今年に入って以降見つかるかもしれない遺棄個体は、正直保護できても
もう難しいと思われ。。


残念ですが、起こってしまったことは仕方がない。
どんな形であれ、まだどこかにいるのなら、ちゃんと見つけてあげたいです。


以下、遺棄個体の画像です。(一枚のみ)あとその下は活動報告の画像です。
自己判断でお願いいたします。。


↓↓(死亡個体の小さい画像は、画像クリックでおおきく表示されます)








12月17日の活動報告画像から。死亡個体です。

立派なおおきさのイシガメたち。ちいさい子も。



一頭だけみつかったミナミイシガメは、元気がなかったのですが 加温してあげたら、
四肢のむくみもすぐにとれて、とても元気になってきょうもとっても愛らしくごはんを
水槽越しにおねだりしてくれているそうです。
スマホで画像も見せていただきました。
後ろ肢が両方ない子(いわゆるB品といわれる個体)で、そういう理由で遺棄されたのかな。。と話し合っていた子でした。ミナミイシにとっては、寒さが本当につらかったことでしょう。

手当たりしだい捕獲され、見た目の選別なしに販売されているようすがうかがえます。
販売されていた個体には、フィールドのナンバリング(甲羅に穴)されていた子もいたそうです。

10日に捕獲、いずれ元気になって、(捕獲後に交尾していた可能性もあるので、数年放流できないですが)
そのフィールドに帰してあげれる、と思っていて、元気にしていた立派な個体が
本日亡くなった、との知らせが。。

カメは本当に難しいですね。。

ゆっくり加温しても、ゆっくり亡くなるであろう、と思われるとのこと。
とにかく必死で命をつないできて、免疫も弱り、栄養も残っていなかったのでしょうか。

最後のほうに仕入れて(捕獲され)もらった子は比較的元気だったのかも、と推測してみたり。


当時はこんなに立派な個体が。。本来なら、自分たちの川で繁殖し、命をつないで
きて、これからもきっと元気に生きていけたであろう子たちです。

みんな総じて元気がありませんでした。
冬だからといっても、フィールドでいつも見る子たちとは明らかに動きがちがっています。







思っていたほど冷え込まず。いつも調査測定時には風が吹き、曇って寒いのですが
過ごしやすかったです。



本日のゴミ。カメをさぐりつつのゴミ収集は毎度。
あと川いい会の方は、土木作業と、セイヨウカラシナがおおきくなる前の採集。
(ホント頭がさがります。。すごいパワーです。)

ちなみにセイヨウカラシナ、食べられますが残念ながら「まずい」そうです。。
今のところは「特定外来」に指定されてないので、ひっこぬいて持ち帰ってもOKです。
(ここの川は、今は活動時ゴミは集めて所定位置におくと収集していただけるので助かります)





ここまで、おつきあいいただき、ありがとうございます。


イベントはいずれ、なくなるでしょう。なくなるべきです。そう願います。
そして、CB(ブリード個体)を販売している、とうたっているイベントも
きちんと誠意をもって、野外捕獲個体をまぜることなく販売していかないと
同じように淘汰されてしまうことになるでしょう、と危惧されています。

CB個体のみを純粋に飼育し、自分の血をわけたかのように卵から孵して
育ててわけてくださることに感謝し、そういうブリーダーさんと販売イベントを
いちカメ好きとしては守っていける社会であるよう、守っていかなくてはと思います。

※2016.11.25 追記:イシガメたちは、手厚い保護を受けたにもかかわらず
保護先で亡くなり続け、現在は約250頭のうち10数頭が生き残るのみとなりました。

今保護活動をしている川でも、カメが生きるためのさまざまな条件がなすすべなく
破壊されて、ぎりぎり命をつないできた子たちもこの先どうなるのか?という
状況です。
「川の子を自分が保護する」と言って持ち帰るような方もいらっしゃるようですが
そのようなことはせずに見守っていただき、自分にできること、を考えて
いただければ、と思います。

川や池のようすは引き続き可能なかぎりレポートさせていただこうと思います。


やっぱり、「あきらめない」。ちょっとの「あきらめない」だけど。
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↑↑ とにかくしぼむ、「愛」(と勇気)が、ちょっとだけ、ふくらんだ。もらえた、そんな一日。

みどり保育園の園児たちは、そろそろ冬眠してひと月ですが
水温は10℃~11℃台などという高めですごしてきて、おとついからやっと9℃台に。

そろそろ体重測定で健康チェックしたいと思います。

みなさま、みなカメさまが無事冬越しできますよう。。