2月10日(土)、1月に1~3年生に書いてもらった春の作品を、裏打ち・額装作業を経て、この日に、学生2名に手伝ってもらって搬入しました。「風の駅さかもと」は、数年前から、書道文化学科の学生の書作品約30点を常設展示していますが、年に一度、ひな祭りの時期に架け替えをしています。
手伝ってくれたのは、1年生の秋野友那と田邊花子です。9時半に大学を出て、10時半ごろに勝浦町坂本の現地に到着しました。









離れの元ミカン貯蔵倉庫は、かぜまーる記念室となっています。
扁額は私がかつて書かせていただいたものです。
内部の壁は、地元の歌人の詠んだ和歌や坂本小学校の校歌をかぜまーるの5名が書き分けた作品が所狭しと展示されています。

食事をいただいた後に、学生2名による作品揮毫コーナーを開設しました。事前にオーナーの鴻本浩さんに連絡をして、書に興味のある常連客に来ていただき、学生に注文していただくようにお願いしてありました。
学生には、なかなか難しい題材の注文をいただき、しばらくお客様にはコーヒーを飲んで休んでいただき、その間に作成いたしました。


2名の学生が6枚の作品の制作をして、依頼者にたいへん喜ばれ、謝礼もいただきました。
学生は、「とても勉強になり、同時に楽しくやりがいがある仕事です」と満足そうに話しておりました。学生は、地域の皆さまに育てていただいているわけで、とてもありがたいことだと思います。
この日はたまたま、卒業生で「かぜまーる」の一員だった岸本遥香(旧姓星川)も家族で訪れ、飾られている自分の作品を家族に見せて喜ばれていました。
学生の書道作品を観光の目玉にしていただいている稀有な例です。今後1年間は同じ作品が常設展示されています。よろしければ、訪問してご覧ください。場所などは下記を参照願います。
この後には、勝浦町中心部にある勝浦町地域活性化センター レヴィタかつうら(旧・四国大学勝浦地区スーパーサテライトオフィス )に展示していた3点の作品も差し替え、隣の「よってね市」で農産物や夕食を買って大学に戻りました。17時半でした。

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