ぱたぱた仙鳩ブログ

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インデイゴ・コレクション2017

2017年10月22日 | 日記

10月22日(日)、台風の雨の中、選挙の投票を済ませた後に、藍住町役場の4Fで行われた、標記の藍染ファッションショーを見学に行きました。自分で作った服を自分がモデルになって出場するファッションショーです。素晴らしいデザインに魅了されました。

藍住町のゆるキャラの「あいのすけ」君が、四国大学の生活科学部の女子学生と一緒に登場しました。

素敵な親子ファッション。このお母様は、プロのモデルさんで、この日のモデルたちの演出も担当しています。

キッズ・モデルの動きも素晴らしかったです。小学生なのにこのカッコよさは、なんということでしょう。

実は、ここに来たのは、ゼミ学生の笠原奈菜さんの卒論の活動の一部で、写真撮影をする必要があったからです。彼女は今回、自分で染めた服に書の文字を脱色して、それをファッションショーで表現することを研究の一つにしています。「想」の書を染め抜きました。行書と隷書の混じった破体書です。白で四角に抜いた中に、朱文の氏名印を押して、アクセントを与えています。まだ、2日前にぎりぎりで仕上がったので、調整は間に合わず、色の明度の差が大きかったので、情感はまだまだという感じもします。少し着込んで、何度も洗って全体に色が薄くなって、文字の輪郭がにじんでくるともっと味わいが出てくるかもしれません。藍染は、着ながら育てていくのが面白いところですから、今の段階ではこれで良いのだと思います。

彼女は、モデル事務所でも活動しているので、BGMのリズムに合わせた歩き方も魅力たっぷりです。

「心」の長画を隷書風に長く伸ばしています。長い腕と直角に交差します。

後ろにまで払いを長く回しました。尖った画が刀の切っ先のように強いインパクトを与えています。

午後の1時間ほどの間に約50名の方の登場する素敵なショーでした。この日は、ロシア人女性のお二人と(アザレアさん、アナスタシアさん)と妻が同行してくれました。ファッションショーは初めての観覧でしたが、楽しめました。

笠原さんは生活科学部の有内先生のお世話になって、藍染もできて、ファッションショーに参加でき、卒論も大きく進みました。学科を越えてご指導していただき、本当にありがとうございました。

 

 

 


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