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4年生による授業成果展2015

2016年01月30日 | 日記

1月29日(金)、今、四国大学の書道文化館1Fギャラリーで標記の展示が行なわれています。4年生の選択授業である「書と工芸」「表装技法」「仮名書法演習」「紙の製作と加工」の選択者による作品展です。ダブって選択している学生もいますので、中には3~4点出品している人もいます。色や絵も使っています。4年生になるとこのような応用的な授業が増えます。

いくつか、作品紹介をします。見世亜紀子さんの一字書「風」です。表装も自分でしています。

藍染めに漂白剤入りの糊で書いて白抜きにした作品。三宅萌子さんの作品。地の染めも自分でしました。

一閑張・ガラス瓶へのサンドブラスト、石の作品の三種。長野勇輝くんと満村泰子さんの作品。「一閑張」は籠に作品を貼り、柿渋で仕上げています。明から日本に亡命した飛来一閑が伝えて広めた技術なので一閑張になったという説、農民が農閑期の閑な時に作っていたものなので一閑張と呼ばれるようになったという説、一貫の重さにも耐えるほど丈夫なのが由来なので漢字の書き方も一貫張という地方もあるとのことです。

墨流しの料紙に書いた「桜」。橋本大季くんの作品。料紙も作成しています。

「切り継ぎ」の技法で作った料紙に書いた「鴬啼」(ウグイスが鳴く) 原田実穂さんの作品。

折本に、書と墨画を組み合わせた作品「大器晩成」。白井彩香さんの作品。

仮名の古典『小島切』の臨書。佐藤成美さんの作品。

楽しい展示です。2月12日(金)まで開催しています。

 

 


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