7月3日(水)です。四国大学で学んでいる留学生4名に、書道文化学科4年生の竹部舞が、3回にわたって書道を指導しました。彼女は私のゼミなのですが、書道の初心者や外国人に書道を楽しく体験させる指導の方法について卒業研究しています。その一環で実施した授業です。留学生は、中国からの学生が3名、カンボジアからの学生が1名です。中国人留学生には、書道の経験が豊富かと思えばそうでもなくて、小学校の時にほんの少し学んだだけで、筆も久しぶりに持つという感じです。カンボジアは漢字文化圏ではありませんから、書道はほとんど経験がありません。
まず、1回目は1文字を4人で1画ずつ書いていく合同制作です。
次の回は、色紙や団扇への作品制作です。
最後は、色や工芸などを使用したアート書道です。
いずれも、留学生たちはとても楽しそうに取り組んでいました。この4名は私の書道の授業の受講者ですが、私の授業では書道文化学科の学生と共に、蘭亭序や空海の書の臨書学習が中心ですから、なかなか「楽しめる授業」という感じではありません。竹部さんが考える「楽しい体験授業」というのは、このような自由な活動が入っているスタイルですので、留学生はとてもよい経験ができています。竹部さんの研究も大いに進みました。
インバウンドの書道体験講座などでは、このような活動が取り入れられ、出来上がった作品をお土産に持って帰国できるようなのが良いと思います。
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