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四国大学書道文化学会 第13回春季講演会

2017年05月14日 | 日記

5月14日(日)、午後13:00~16:00、標記講演会があって、文学館2階の部屋に大勢の学生と、卒業生・近隣の書道愛好者が集まり、3名の方のご発表をお聞きしました。

最初は、本学の書道文化学科教授の森上洋光先生の講演「揺れる線表現に着眼して ~揚州八怪を中心に~」です。清朝の考証学の考え方によって、隷書の線に揺れが生じて、それが当時の一流書家の表現に影響を与えていく過程がよくわかりました。

次は、元・高野山大学教授で日展会友の中香翔先生の講演「私の好きな仮名」です。ご自身のこれまでの仮名に対する学習や、周囲におられた書家の皆さんの勉強過程の内容に関する詳細なお話をお聞きしました。

3人目は、卒業生によるジョブカフェということで、徳島県立文学書道館職員の立石充さんによるお話「徳島県立文学書道館の学芸員として」と題して、これまで文学書道館で実施した企画展示の内容や苦労についてお聞きしました。

いずれも、楽しく、わかりやすいお話でした。

春の半日を、書道の勉強で過ごしました。御発表の皆様、ありがとうございました。